文献

J-GLOBAL ID：200902245753938146   整理番号：08A0672394

マイクロ環境発電デバイスの研究動向

著者 (1件)： 鈴木雄二 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 電気学会誌  (電気学会雑誌)
巻： 128  号： 7  ページ： 435-438  発行年： 2008年07月01日 
JST資料番号： F0011A  ISSN： 1340-5551  CODEN： DGZAAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 環境発電とは「環境に薄く広く存在するエネルギーから電力を取り出し,小電力の電子デバイスの駆動に利用する」と定義し,その応用分野,各種エネルギーからの発電について述べた。環境に存在する振動からの発電器モデル,内外の研究動向を概説し,筆者の試みを紹介した。応用分野としては,自動車などの輸送機器用センサの電源に使用すれば,数km~数十kmにも及ぶ各センサへの配線が不要となる。ビル管理システム,農畜産業,体内埋め込み医療デバイスなどが考えられる。そのエネルギー源としては機械類の振動,人体の運動,その他があるが,その事例として,振動発電器の数学モデルについて述べた。電磁誘導,静電誘導,圧電気,に関する世界の研究動向は明確ではない。最後に,筆者が開発中のエレクトレット発電器の原理,試作器について述べた。

シソーラス用語： 固体素子 ,  *電源装置 ,  変換器 ,  *振動エネルギー ,  エレクトレット ,  環境 ,  生体組織 ,  温熱環境
準シソーラス用語： *マイクロデバイス ,  圧電気変換器 ,  超小型デバイス ,  *電子デバイス ,  *動的環境 ,  熱環境 ,  *発電ユニット ,  微小環境

分類 (1件)： 電源回路  (NC05060Q)

引用文献 (35件)：

• (1) A. H. Epstein and S. D. Senturia, : Science 276, 1211 (1997)
• (2) http://www.darpa.mil/MTO/
• (3) 例えば, S. K. Kamarudin, et al. : J. Power Source, 163, 743 (2007)
• (4) S. Roundy, et al. : J. Comp. Comm., 26, 1131 (2003)
• (5) (社)電池工業会, http://www.baj.or.jp

タイトルに関連する用語 (3件)： 環境発電 ,  研究 ,  動向