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J-GLOBAL ID:200902245813109586   整理番号:09A0810912

低剛性工作物のボールエンドミル加工における再生型びびり振動に関する研究-切削送り方向周りの工具傾斜を考慮した解析モデルの構築-

Study on Regenerative Chatter Vibration in Ball End Milling of Flexible Workpieces-Construction of Analytical Model with Consideration of Tool Inclination around Cutting Feed Direction-
著者 (2件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 984-989  発行年: 2009年08月05日 
JST資料番号: F0268B  ISSN: 1348-8716  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本報では低剛性工作物を加工する場合に,切削送り方向周りの工具傾斜を考慮して再生型びびり振動安定限界を予測する数値解析モデルを構築し実験的に検証した。具体的には,まず傾斜角を持つボールエンドミル加工で,切削力増分モデルを構築し,振動方向に微小変位を仮定した場合の平均的な切削力増分を算出し,次にこの切削力増分と低剛性工作物のコンプライアンス伝達関数測定値から再生型びびり振動安定限界を解析した。また加工実験により解析モデルの妥当性について検証した。これにより得た主な知見を次に示した。1)工具傾斜角度を考慮して加工プロセスゲイン,さらに再生型びびり振動安定限界(臨界切込み量)を予測する数値解析モデルを構築したこと,2)上記モデルにより計算した臨界切込み量は実験結果と良く一致すること,3)臨界切込み量は解析値および実験値ともに,工具傾斜角度αが120°から150°の間で極めて大きくなること,また傾斜角度αが90°以下では90°に近づくほど臨界切込み量が極めて小さくなること,これから工具姿勢および加工パスの設計に本解析モデルを援用することにより,再生型びびり振動の発生を抑制して高能率な加工ができること。
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分類 (1件):
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フライス加工 
引用文献 (11件):
  • 1) F. Ismail, R. Ziaei: Chatter Suppression in Five-axis Machining of Flexible Parts, International Journal of Machine Tools & Manufacture, <b>42</b> (2002) 115.
  • 2) 白瀬敬一,佐野雅基,平尾政利,安井武司:エンドミル加工におけるびびり振動の解析と抑制(第1報),精密工学会誌, 64,3(1998)465.
  • 3) Y. Altintas, P. Lee.: Mechanics and Dynamics of Ball End Milling, ASME J. Manuf. Sci. Eng., 120 (1998) 684.
  • 4) 社本英二,影山和宏,森脇俊道:不等ピッチエンドミルによる再生型びびり振動の抑制-解析モデルの構築とピッチ角の最適化,日本機械学会関西支部講演会講演論文集,024-1, (2002) 3.
  • 5) E. Budak: An Analytical Design Method for Milling Cutters With Nonconstant Pitch to Increase Stability, Part 1: Theory, ASME J. Manuf. Sci. Eng., 125, 2 (2003) 29.
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