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J-GLOBAL ID：200902245943520547   整理番号：09A0804529

集合組織制御によるCu-Ni-Si系合金の曲げ加工性向上

The Improvement of the Bend Formability of Cu-Ni-Si Alloys by Controlling the Texture

著者 (4件)： GAO Weilin (DOWAメタルテック 金属材料研) ,  須田久 (DOWAメタルテック 金属材料研) ,  成枝宏人 (DOWAメタルテック 金属材料研) ,  菅原章 (DOWAメタルテック 金属材料研)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 48  ページ： 129-134  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コネクタに使用されるCu-Ni-Si系合金の集合組織を制御することによりノッチング曲げ加工性を向上させ,強度,耐応力緩和特性と曲げ加工性を両立させる手法を検討した。3種類のCu-Ni-Si合金を2種類の工程で加工し,EBSP解析,機械特性測定,曲げ角90°のW曲げ,ノッチング曲げ加工を行った。{120}<100>を主方位とする集合組織はノッチ加工後の曲げ加工性向上に有効であった。析出物を適切に制御した状態で圧延,溶体化処理することにより,{120}<100>を主方位とした集合組織が得られた。{120}<100>を主方位とした集合組織,10μm以上の結晶粒径,仕上圧延率を大きく取ることの組み合わせにより,強度-曲げ加工性-耐応力緩和特性を両立することが可能である。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ニッケル添加合金 ,  ケイ素添加合金 ,  *集合組織 ,  *曲げ加工 ,  *成形性 ,  析出物 ,  圧延 ,  溶体化処理 ,  応力緩和 ,  結晶方位

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (9件)：

• 菅原章: 日本金属学会第142回大会講演概要,(2008), 458.
• 小倉哲造: 神戸製鋼技報, 48(1998), 13.
• 高維林, 須田久, 成枝宏人, 菅原章: 銅と銅合金, 46(2007), 131-135.
• 伊藤吾朗, 吉田康哲, 八品順平, 山本佳紀: 銅と銅合金, 47(2008), 38-42.
• 宮藤元久: 伸銅技術研究会誌, 36(1997), 8-20.

タイトルに関連する用語 (6件)： 集合 ,  組織制御 ,  Cu ,  Ni ,  Si系合金 ,  曲げ加工性