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J-GLOBAL ID：200902245992720403   整理番号：09A0223283

ダイレクト方式とリスピーク方式の音声認識を併用したリアルタイム字幕制作システム

Real-Time Closed-Captioning System Using Speech Recognition of Direct Program Sound and Re-Spoken Utterances

著者 (6件)： 本間真一 (NHK 放送技研) ,  小林彰夫 (NHK 放送技研) ,  奥貴裕 (NHK 放送技研) ,  佐藤庄衛 (NHK 放送技研) ,  今井亨 (NHK 放送技研) ,  都木徹 (NHK 放送技研)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 63  号： 3  ページ： 331-338  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 番組音声のダイレクト認識方式と,リスピーカが番組音声を言い直した音声の切換によるハイブリッド音声認識法を用いたリアルタイム字幕制作システムを開発した。このシステムは,入力音声を切換るソフトウェアスイッチ,音声認識装置,および修正サーバと修正端末から成る。著者らが開発した音声認識装置は,音響モデルに性別および音素環境依存性隠れMarkovモデルを用い,言語モデルに電子化したニュース原稿から学習したnグラムモデルを用いることにより,発話中の認識結果の早期確定を実現した。このシステムは,音声認識誤りを修正するオペレータの数を従来の4人から1~2人に削減でき,一人のリスピーカと二人の修正者によって正確で遅れの少ない字幕送出を実現できることを確認した。

シソーラス用語： テレビジョン放送 ,  番組制作 ,  音声認識 ,  隠れMarkovモデル ,  実時間処理 ,  誤り訂正 ,  *番組自動送出
準シソーラス用語： nグラム ,  システム開発 ,  *字幕 ,  人員削減

分類 (1件)： テレビジョン一般  (ND12031N)

引用文献 (17件)：

• 今井亨. 音声認識を利用した情報保障-放送・講演の字幕制作の取り組み-. 音響学会講演論文集, Mar. 2007. 2007
• 安藤. 音声認識を利用した放送用ニュース字幕制作システム. 信学論, D-II. 2001, J84, 6, 877-887
• 西川. 聴覚障害者のためのリアルタイム字幕表示システム. 信学論, D-II. 1995, J78, 11, 1589-1597
• 松井. 言い換えを利用したリスピーク方式によるスポーツ中継のリアルタイム字幕制作. 信学論, D-II. 2004, J87, 2, 427-435
• 鈴木. リスピーク音声切り分け・作業分散 (わんこそば) 方式によるリアルタイム字幕制作システム. 第2回デジタルコンテンツシンポジウム, June. 2006. 2006

タイトルに関連する用語 (6件)： リス ,  音声認識 ,  併用 ,  リアルタイム ,  字幕 ,  制作システム