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J-GLOBAL ID：200902246466798054   整理番号：08A0946005

薬局外の調査 薬剤が蓄積する場所や理由の分析

Beyond the medicine cabinet: An analysis of where and why medications accumulate

著者 (2件)： RUHOY Ilene Sue (Dep. of Environmental Studies, Univ. of Nevada, Las Vegas, 4505 Maryland Parkway, Box 45030, Las Vegas, NV 89154, USA) ,  DAUGHTON Christian G. (Environmental Chemistry Branch, National Exposure Res. Lab., U.S. Environmental Protection Agency, 944 East Harmon ...)
資料名： Environment International  (Environment International)
巻： 34  号： 8  ページ： 1157-1169  発行年： 2008年11月 
JST資料番号： A0646B  ISSN： 0160-4120  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 薬剤を構成する活性医薬成分(API)は環境内に微量成分として混入し,成分濃度は一般にppb未満と低い。APIは主に原料や処理下水の処分に伴い環境内に混入する。腸管内や管外の薬剤は代謝しないAPI成分を糞便や尿中に排泄し,患部に塗布した薬剤は入浴中に皮膚から離脱する。これら微量成分は水生生物にリスクを付与し,其の後も人体に曝露するため注目を集める。APIは医療廃棄物の処分に伴い下水や溝を経由して環境内に混入するが,これらルートの重要性は排泄や入浴に比べ解析例が少ないため推定する場合が多い。そのため2種の重要な不確実性を伴い,処分に伴い環境内に混入した特定APIの割合は未詳の上,処分に伴い必ず拡散汚染源になるか不明である。各汚染源の処分方法やAPIのタイプ,量の評価が重要で,有効な汚染防止策の策定や実施に必須である。放置した不要薬剤が蓄積すると3種の重要問題が発生する。1)下水や溝に処分したAPIは環境に各種の化学ストレスを付与する。2)蓄積した薬剤は薬物拡散の可能性を誘発し,不適切な毒物や薬物濫用リスクも増加する。3)放置した薬剤は医療廃棄物の発生源で,薬剤処理の機会もないと推定する。そのため,1)医薬品の処分に必要な加工や作用,挙動を紹介し,使用や蓄積を防止や促進する各種手法を解説した。2)薬剤を使用や蓄積する場所を特定し,3)APIの副次成分を考慮した処分方法の解説書を紹介した。4)汚染防止や汚染源の低減に有効な手法も解説した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 駆虫薬 ,  皮膚用薬 ,  性ホルモン ,  抗腫瘍薬 ,  *医療廃棄物 ,  リスク分析 ,  定量分析 ,  *法規制 ,  廃棄物管理 ,  廃棄物減量化 ,  *汚染源 ,  環境汚染 ,  汚染防止 ,  糞便中排泄 ,  尿中排泄

分類 (3件)： 産業廃棄物処理  (SC05040Z) ,  環境問題  (SA01020V) ,  廃棄物処理  (YA01085W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 薬局 ,  調査 ,  薬剤 ,  蓄積 ,  分析