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J-GLOBAL ID：200902246482132287   整理番号：08A0365601

プロジェクト・マネジメントを適用した大学メカトロニクス教育運営手法の提案と評価

Proposal and Evaluation of Management Method for College Mechatronics Education Applying the Project Management

著者 (3件)： 安藤吉伸 (芝浦工業大学工学部電気工学科) ,  江口裕也 (芝浦工業大学大学院工学研究科) ,  水川真 (芝浦工業大学工学部電気工学科)
資料名： 工学教育  (Journal of JSEE)
巻： 56  号： 2  ページ： 2.54-2.61 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： L4363A  ISSN： 1341-2167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 芝浦工業大学では,メカトロニクス教育として,1年次後期には,PICマイコンを用いたライントレースロボットの製作を,3年次には「マイコンゼミ」を行っている。メカトロニクス教育では,「教材」,「カリキュラム」,「運営方針」の3つが重要であるが,特にどの大学でも採用できるような実験の運営方法の確立が重要と考えた。そこでマイコンゼミでは,各研究室の4年生をゼミ担当者とし,教員とTAがサポートする運営する新しい方法を実施した。具体的には,ゼミ統括者の元で,各研究室から3名ずつ選出したゼミ担当者が,回路設計,部品管理,提出物管理,カリキュラム提案などを分担して,3年生のゼミを進めさせた。更に新年度には,実施方法を新4年生に継承する場も設けた。アンケートの分析によると,指導する側の特定の学生に負担が偏ることはなくなり,受講生にとって学びやすい環境が整った,知識,理解,問題解決能力の向上が計れた,安全に対する取り組みも的確になったなどの効果が確認された。

シソーラス用語： *技術教育 ,  *メカトロニクス ,  プロジェクト管理 ,  ロボット ,  マイクロコンピュータ ,  アンケート ,  教育効果 ,  *教育
準シソーラス用語： *工学教育 ,  ものづくり ,  *教育手法

分類 (1件)： 技術教育  (QA01050A)

引用文献 (10件)：

• ものづくり基盤技術振興基本法. 官報号外, 第190号. 2000
• 岩本正敏. 子どものためのロボットキット「梵天丸」の開発と教育実践. 日本ロボット学会誌. 2006, 24, 1, 2-6
• 高橋良彦. 初学者が容易に製作できることを目的とした教育用6自由度歩行ロボットの学習手順. 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会 '06講演論文集. 2006
• 金子由佳. ロボット工学用教育支援ツールの構築. 第7回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会概要集, 2006. 2006
• 水川真. 大学学部向けロボット教材開発とその活用実践. 日本ロボット学会誌. 2006, 24, 1, 10-15

タイトルに関連する用語 (9件)： プロジェクト ,  マネジメント ,  大学 ,  メカトロニクス ,  教育 ,  運営 ,  手法 ,  提案 ,  評価