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J-GLOBAL ID：200902246565908511   整理番号：09A1181937

下水汚泥焼却灰の利活用-リン資源の循環に向けて

著者 (1件)： 早川修 (北海道工大 医療工)
資料名： 再生と利用  (下水汚泥資源利用協議会誌)
巻： 33  号： 125  ページ： 18-22  発行年： 2009年10月31日 
JST資料番号： L7115A  ISSN： 0387-0332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 札幌市で汚泥処理方法の異なる汚泥(石灰・塩鉄凝集あるいは熱処理)を焼却処理しその焼却灰のリン酸肥料効果を未焼却汚泥と比較した。1)焼却により汚泥中に含まれるリン酸の有効性が増加した。焼却灰のリン酸質肥料としての肥効は過りん酸石灰の50%程度であった。2)含有重金属が焼却により揮散または難溶化し,作物に吸収されにくくなる。3)焼却灰施用による土壌の化学性の変化は小さく,経年施用に耐えうる。石灰系汚泥の焼却灰は多量施用により高pHと高塩類障害を引起す可能性があるので,多量施用を避けるべきである。また,有害重金属による土壌汚染を防止するためには,下水処理段階でできるだけ除去する必要がある。

シソーラス用語： *灰 ,  *リン ,  資源回収 ,  *資源再生 ,  *循環 ,  リン酸肥料 ,  重金属 ,  化学的性質 ,  形態 ,  施肥 ,  栽培 ,  エンバク ,  *下水汚泥
準シソーラス用語： *下水スラッジ ,  *焼却灰 ,  *資源循環 ,  化学形態 ,  ポット栽培

分類 (1件)： 資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (8件)：

• 日本下水道協会: 日本の下水道 (平成18年)
• U. S. Geological Survey, Mineral Commodity Summaries, January 2007
• David A. Vaccari: Phosphorus: A Looming Crisis, Scientific American Magazine (2009)
• 早川 修、渡辺紀元: 下水汚泥の理化学的性状に対する焼却処理の影響、日本土壌肥料学雑誌、61巻2号 (1990)
• 早川 修、渡辺紀元: 下水汚泥の脱水ケーキと焼却灰における肥料的効果および重金属吸収の比較、日本土壌肥料学雑誌、61巻2号 (1990)

タイトルに関連する用語 (4件)： 下水汚泥焼却灰 ,  活用 ,  リン資源 ,  循環