文献

J-GLOBAL ID：200902247033612475   整理番号：09A1124688

腸上皮Caco-2細胞表現型に対するマイクロウェル生体模倣トポグラフィーの影響

Influence of micro-well biomimetic topography on intestinal epithelial Caco-2 cell phenotype

著者 (5件)： WANG Lin (Chemical Engineering Dep., Northeastern Univ., 360 Huntington Ave., 342 Snell Engineering, Boston, MA, 02115, USA) ,  MURTHY Shashi K. (Chemical Engineering Dep., Northeastern Univ., 360 Huntington Ave., 342 Snell Engineering, Boston, MA, 02115, USA) ,  FOWLE William H. (Biology Dep., Northeastern Univ., Boston, MA, 02115, USA) ,  BARABINO Gilda A. (Biomedical Engineering Dep., Georgia Inst. of Technol., Atlanta, GA, 30332, USA) ,  CARRIER Rebecca L. (Chemical Engineering Dep., Northeastern Univ., 360 Huntington Ave., 342 Snell Engineering, Boston, MA, 02115, USA)
資料名： Biomaterials  (Biomaterials)
巻： 30  号： 36  ページ： 6825-6834  発行年： 2009年12月 
JST資料番号： C0964B  ISSN： 0142-9612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微細加工アプローチを用いて,ポリマ基材上に腸陰窩のトポグラフィー類似体を作製した。生体模倣陰窩様微小構造は小腸細胞(即ちCaco-2細胞)表現型の変化を誘導するかもしれないと仮定した。天然の基底薄層に見いだされる陰窩構造に類似した次元(50,100,500μm直径,50μm間隔,120μmの深さ)のマイクロウェル特性の試験パターンを,ポリ(ジメチルシロキサン)(PDMS)基材の表面に作製した。PDMS表面をフィブロネクチンで被覆し,腸上皮細胞様のCaco-2細胞を播種して,14日間まで培養した。細胞は急勾配側のウェルを這い上がって,底からウェル構造の頂上まで移動することが可能で,培養の4~5日で表面を完全に覆った。PDMS基材のトポグラフィーは播種後の細胞の伸長に影響した;細胞は,マイクロウェル側の壁への細胞突起が証明された,マイクロウェル構造でよりも,平坦な表面で,迅速,均一に伸長した。基材トポグラフィーは,細胞代謝活性と分化にも影響した;細胞は,平坦な基材と比べマイクロウェルパターン化PDMS基材に播種した場合,培養の初期時点(2~3日の播種後)で,ミトコンドリア活性は高いがアルカリ性ホスファターゼ活性は低かった。これらの結果は,組織工学腸管に使用する足場のトポグラフィー設計特性の重要性を強調する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 医用素材 ,  Caco2細胞 ,  トポグラフィー【形態】 ,  上皮細胞 ,  表現型 ,  *生体組織工学 ,  *腸 ,  微細加工 ,  ポリジメチルシロキサン ,  細胞培養
準シソーラス用語： 小腸上皮細胞表現型 ,  生体模倣トポグラフィー ,  *足場材料

分類 (1件)： 医用素材  (GA05040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 腸上皮 ,  Caco-2細胞 ,  表現型 ,  マイクロウェル ,  生体模倣 ,  トポグラフィー