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J-GLOBAL ID：200902247076266112   整理番号：09A0291241

無機分析のための固相抽出分離剤とその応用

Advanced Solid Phase Extraction for Inorganic Analysis and Its Applications

著者 (9件)： 古庄義明 (ジーエルサイエンス株式会社) ,  小野壮登 (ジーエルサイエンス株式会社) ,  山田政行 (エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社) ,  大橋和夫 (パーキンエルマージャパン株式会社) ,  北出崇 (エムエス機器株式会社) ,  栗山清治 (住友スリーエム株式会社) ,  太田誠一 (住友スリーエム株式会社) ,  井上嘉則 (日本フィルコン株式会社) ,  本水昌二 (岡山大学自然科学研究科機能分子化学専攻)
資料名： 分析化学
巻： 57  号： 12  ページ： 969-989 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固相抽出法は,高速液体クロマトグラフィー(HPLC),ガスクロマトグラフィー(GC)などの有機化合物の機器分析における前処理法として,試料マトリックスからの目的化合物の分離濃縮法として利用されてきた.近年,金属イオンに選択性のある分離剤を利用した固相抽出法により,無機分析においても高感度化,金属の形態別分離分析が広く検討されるようになった.無機分離剤には,イオン交換樹脂,キレート樹脂が広く固相抽出法の分離剤として利用されている.近年では,クラウンエーテルに代表される大環状官能基を導入した高選択性樹脂の事例が報告されるようになり,誘導結合プラズマ(ICP)発光分析における分光干渉の緩和などに応用されている.本論文では,近年応用事例の報告が著しい,無機分析のための固相抽出法について,分離剤の種類と特長を基礎事項として体系立てて論ずる.また,近年の報告事例を引用しながら,環境水中の微量元素群を濃縮しICP発光分析や原子吸光光度法により検出する手法,高マトリックスの産業試料中から目的元素を選択的に分離検出する手法,土壌中の微量元素を分離分析する手法について論ずる.(著者抄録)

シソーラス用語： *固相抽出 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  ガスクロマトグラフィー ,  マトリックス【母体】 ,  分子認識 ,  イオン交換樹脂 ,  *重金属 ,  クラウンエーテル ,  *ICP-AES分析 ,  痕跡量成分 ,  *定量分析 ,  予備濃縮 ,  *原子吸光分析 ,  選択性 ,  高感度 ,  状態分析 ,  技術展望 ,  土壌分析 ,  高分子キレート化合物 ,  キレート剤 ,  高分子剤 ,  反応性高分子
準シソーラス用語： キレート高分子

分類 (1件)： 抽出  (CC01040H)

引用文献 (72件)：

• 日本分析化学会. 無機クロマトグラフ法とイオン交換分離. 1965
• 山辺武郎. 無機分離化学. 1971
• 北条舒正. キレート樹脂・イオン交換樹脂. 1976
• 妹尾学. イオン交換-高度分離技術の基礎. 1991
• CAMEL, V. Spectrochimica Acta Part B. 2003, 58, 1177

タイトルに関連する用語 (3件)： 無機分析 ,  固相抽出 ,  応用