抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空間と時間の一様性,連続性及び空間の対称性,時間の非対称性を形而上学的前提として,古典力学を再構成し,公理化する。「慣性」の静的側面と動的側面に着目し,ニュートンの運動の第1法則(慣性の法則)を静的な慣性の法則として解釈したのに対応して,ニュートンの運動の第2法則を動的な慣性な法則と主張する。「その2」として,空間の対称性から導かれる作用-反作用の法則を動的な慣性の法則(ニュートンの運動の第2法則)に適用して,運動量保存則を導く。さらに,n個の独立した一般化座標を導入して微分形式のダランベールの原理から出発して,系のある瞬間の状態からの小さな仮想変位から,一般化力を用いて,系の運動エネルギーに対するn個の連立方程式を導き,一般化力が保存力である場合に,スカラーポテンシャルを用いて,ラグラジアンを定義し,ラグランジュ方程式を導出する。次に,積分形式のダランベールの原理(ハミルトンの原理)から出発して,系が実際に行う運動からの小さな仮想変位を考察して,n個の質点からなる保存系のラグランジュ方程式を導出する。同時に,ラグラジアンの代わりにハミルトニアンを定義して,ハミルトン方程式も導出する。