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J-GLOBAL ID：200902247360401224   整理番号：08A0702034

u-soul:超音波を用いた空間的な音像提示システム

u-soul: Ultrasonic/Ubiquitous-SOUnd Localization interface

著者 (2件)： 吉野祥之 (東大 大学院学際情報学府) ,  苗村健 (東大 大学院学際情報学府)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 13  号： 2  ページ： 239-246  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 音声による案内などにおいて特定の人に対してのみ音源位置の知覚(音像定位)を可能にする音情報提示の必要性は高い。これは1つの複合現実感技術として位置づけられる。本研究では,可聴音を超音波に変換して空間中に伝播させ,ユーザの耳元に設置した超音波マイクでこれを集音し,可聴音に復調してユーザに提示するシステムを実現し,これをu-soul(Ultrasonic/Ubiquitous-SOund Localization interface)と名づけた。提案システムは次の特徴をもつ。1)システムユーザにのみ音情報を提示できる,2)空間中に定位する音像を提示できる,3)周波数分割による情報の多重化ができる。人の音源位置認識はITD(両耳間時間差)とILD(両耳間レベル差)を主な手がかりにしているが,これらの本システムにおける適用可能性を明らかにした。アプリケーションとして,3カ国語の多重化,ユーザの各部屋への誘導も実現できた。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  *バーチャルリアリティ ,  *ヒューマンインタフェイス ,  *音像定位 ,  超音波 ,  手がかり ,  位置決め ,  案内システム ,  環境 ,  情報化社会 ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： ユビキタス環境 ,  *音源定位 ,  音声案内 ,  可聴音 ,  時間差

分類 (3件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  人間機械系  (IB03000G) ,  音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (23件)：

• 吉野祥之. 超音波を用いた実音場の拡張に関する基礎検討. FIT2006第5回情報科学技術フォーラム情報科学技術レターズ, 2006. 9. 2006, 5, 287-288
• 吉野祥之. u-soul : 超音波を用いた音像提示インタフェース. インタラクション. 2007, A-122, 69-70
• 吉野祥之. u-soul silent music player : 超音波を用いた空間的な音楽演出システム. 情報処理学会 音楽情報科学研究会 研究報告. 2007, 2007, 81, 131
• 伊藤啓二. ユニバーサルな聴覚サイン-音声情報案内システムトーキングサインについて. 人間生活工学. 2001, 2, 4, 8-11
• 西村拓一. 位置に基づくインタラクティブ情報支援のための無電源小型情報端末. 情報処理学会論文誌. 2003, 44, 11

タイトルに関連する用語 (2件)： 超音波 ,  音像