抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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10GHz以上の無線回線の降雨減衰の推定のための降雨強度や降雨減衰の確率分布のモデルとして,Moupfouma分布を簡略化して数学的な取扱いを容易にした細矢のM分布が,短時間率の強降雨域を含めて広い確率領域で良い近似を与えるモデルとして提案されよく用いられているが,この分布について各種ダイバーシチ特性の計算に必要な多変量の結合確率分布の計算法はこれまで知られていなかった。本論文では,この細矢のM分布について,2分岐のダイバーシチ特性の計算の基礎となる,相関のある2変量の結合確率分布の計算法を示す。更にこれを降雨のべき乗に比例する降雨減衰に適用するために,これらの2変量の相関関数が既知の場合に,これらの2変量のべき乗の相関関数と結合確率分布を一般的に求める方法を示す。(著者抄録)