一般的治療後の残存乳房腫瘍は腫瘍イニシエート様と同様に間質性を示す

CREIGHTON Chad J.; LI Xiaoxian; LANDIS Melissa; DIXON J.Michael; NEUMEISTER Veronique M.; SJOLUND Ashley; RIMM David L.; WONG Helen; RODRIGUEZ Angel; HERSCHKOWITZ Jason I.; FAN Cheng; ZHANG Xiaomei; HE Xiaping; PAVLICK Anne; GUTIERREZ M.Carolina; RENSHAW Lorna; LARIONOV Alexey A.; FARATIAN Dana; HILSENBECK Susan G.; PEROU Charles M.; LEWIS Michael T.; ROSEN Jeffrey M.; CHANG Jenny C.

文献

J-GLOBAL ID：200902247493379000 整理番号：09A0915788

一般的治療後の残存乳房腫瘍は腫瘍イニシエート様と同様に間質性を示す

Residual breast cancers after conventional therapy display mesenchymal as well as tumor-initiating features

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資料名：
巻： 106 号： 33 ページ： 13820-13825 発行年： 2009年08月18日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

ある種の乳がんでは,非常に腫瘍イニシエート能を持った細胞表面抗原プロファイル,CD44⁺/CD24^-/lowにより特徴づけられる細胞の小画分が認められる。さらにマンモスフェア(MS)に増殖した細胞では自己再生能に富んだ細胞が多くみられることが分かっている。こうした細胞群の臨床的な意義を明らかにする目的で,一般的な処理を行った後まで生き残った細胞が,このCD44⁺/CD24^-/low-MSという特徴を有するか否かを検証した。その結果,内因性療法(トロゾール)あるいは化学療法(ドセタキセル)の後に残存した腫瘍組織には,CD44⁺/CD24^-/lowとクラウディン-ロウという特徴のあることが分かった。これは腫瘍開始細胞が処理後,選択的に生き延びていることを意味する。またこれらの細胞では,ビメンチンやメタロプロテイナーゼ2などの間質マーカーの発現増加のあることも明らかになった。以上,一般的な治療後に残る乳がん細胞の集団は,腫瘍開始性ならびに間質性の特徴をもった細胞であることが分かった。

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遺伝子発現 , 腫ようの化学・生化学・病理学

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