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J-GLOBAL ID:200902247571351932   整理番号:09A1036405

トリラクトンシデロホアの酵素的加水分解:キラルな認識がエンテロバクチンとバシリバクチン鉄輸送において起る

Enzymatic Hydrolysis of Trilactone Siderophores: Where Chiral Recognition Occurs in Enterobactin and Bacillibactin Iron Transport
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資料名:
巻: 131  号: 35  ページ: 12682-12692  発行年: 2009年09月09日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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エンテロバクチン(Ent)とバシリバクチン(BB),他4種の6座配位カテコール酸シデロホアによる細菌の鉄獲得機構を報告した。[FeIII(Ent)]3-と[FeIII(BB)]3-の鉄中心は細菌の受容体やほ乳類シデロカリンの主な認識を行う部位として働くが,トリラクトン足場部位はエステラーゼや細胞内鉄放出による基質認識に重要であった。この部位の立体選択性はEntの鉄輸送の原因で,Entでは鉄結合領域が直接トリ-L-セリン骨格に結合していた。BBではマクロ環トリスレオニン足場とカテコール酸鉄結合部位間のグリシン挿入によって立体選択性が変化した。立体選択性は受容体蛋白質による結合に影響しなかったが,錯体の結合に影響した。Ent,BB,合成アナログでは鉄錯体安定性と金属キラリティーに対するシデロホア分子構造が異なっていた。色々なシデロホアとの鉄錯体が細菌の成長を系統的に促進するわけではなかった。BBエステラーゼBesAはEntエステラーゼFesよりも特異性が小さく,BesAは量シデロホアを加水分解できたが,Fesはトリ-L-セリントリラクトンのみを加水分解した。両エステラーゼは立体特異性を有し,トリ-D-セリンラクトンは分解されなかった。このようにトリラクトン足場領域は鉄獲得のためのエステラーゼによる基質認識に重要で,これらのリガンドの微妙に調節された構造が化学的性質に影響し,生物学系の認識に不可欠なことを示唆した。
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微生物の生化学 
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