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J-GLOBAL ID:200902247763595495   整理番号:09A0890176

ボルネオのMount Kinabalu熱帯山林におけるMedinilla(Melastomataceae)8種の開花および結実の季節性

Flowering and fruiting seasonality of eight species of Medinilla (Melastomataceae) in a tropical montane forest of Mount Kinabalu, Borneo
著者 (4件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 35-44  発行年: 2009年05月31日 
JST資料番号: L1852A  ISSN: 0917-415X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者等はMount Kinabalu,Borneoの低山林におけるMedinilla属(Melastomataceae)の低層低木について,開花と結実を大気温度,降雨,および太陽照射の季節変化に関連して解析した。同所種8種は年1回または2回のいずれのパターンをも持っていた。花蕾および花を持つ種の数は年2回的に増加し,Medinilla種の発蕾および開花には2季が好ましいことを示している。個々のほとんどの種は1月-3月の間に発蕾を開始し,2~3週前の平均あるいは最低大気温度の季節パターンと強い負の相関を示す。結実種の数は5月-8月中にピークを持ち,大気温度と太陽照射が高い時に増加した。これらの所見から,ほとんどのMedinilla種の開花活性は低温で刺激された開花開始を介して大気温度の季節性によって調節されていると考えられる。更に,高い温度と日射のある期間中に高い結実活性が認められる。このような気候条件では,光合成や他の生理学的反応が活性化されて果実や種子発生に必要な化合物を産生する。このため,冷涼で光の乏しい条件下で生育する低木植物の果実や種子の発生は高温,日射の気象条件によって容易にされるのであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生理学一般 
引用文献 (56件):
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