抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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耳石温度標識は平成10年から段階的に導入され,平成19年度までの9年間に約6億200万尾の標識魚が放流された。この標識魚の回帰が本格化するのは平成21年の秋であるが,これまでに得られている知見を紹介した。北海道沿岸に平成13~19年に来遊したサケの内約44000尾の調査で,約1500尾(3.4%)の標識魚が確認されている。標識魚が放流された海区と漁獲された海区をみると,北海道を5海区に分けて,えりも以西海区と日本海区では両者が同じ場合が殆どであったが,他の海区ではいろいろな割合を示した。親魚が成熟した時期と回帰した子孫が成熟する時期との関係を千歳川で調査した。平成13年から16年までの4年間の調査から,回帰したサケの成熟時期が親の採卵日とほぼ一致するという結果を得た。