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J-GLOBAL ID:200902248002725324   整理番号:09A0121346

腸がんの起源細胞としての陰窩の幹細胞

Crypt stem cells as the cells-of-origin of intestinal cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 457  号: 7229  ページ: 608-611  発行年: 2009年01月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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腸がんは,APC(adenomatous polyposis coli)などの遺伝子のWnt経路を活性化する変異によって始まる。ほとんどのがんと同様,このがんの起源細胞も明らかになっていない。以前に確立されたLgr5(leucine-rich-repeat containing G-protein-coupled receptor5)ノックインマウスモデルでは,長期生存する腸幹細胞に,タモキシフェン誘導性Creリコンビナーゼが発現している。本論文では,この腸幹細胞でApcを欠失させると,数日以内にそれらの細胞の形質転換が引き起こされることを示す。形質転換した幹細胞は陰窩底部に位置したままで,増殖中の微小腺腫に細胞を供給し続ける。これらの微小腺腫は,際限なく増殖し,3~5週間以内に肉眼で確認できる腺腫に成長する。幹細胞由来の腺腫内のLgr5+細胞の分布から,幹細胞/前駆細胞の階層は早期の腫瘍病変部で維持されることがわかった。異なるcreマウスを使って,短期生存の一時的に増殖する細胞でApcを欠失させると,誘導される微小腺腫の増殖は速やかに停止する。このようなマウスでは,30週間後でさえも,大きな腺腫がみられることは非常にまれである。我々は,Apcを幹細胞特異的に欠失させると,腫瘍が進行性に増殖すると結論する。Copyright Nature Publishing Group 2009
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分類 (2件):
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発癌機序・因子  ,  腸 
タイトルに関連する用語 (5件):
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