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J-GLOBAL ID:200902248243348114   整理番号:09A0715806

過去145000年間の亜北極太平洋西部における堆積無機窒素とその同位体比

Sedimentary Inorganic Nitrogen and Its Isotope Ratio in the Western Subarctic Pacific over the Last 145 kyr
著者 (3件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 541-548  発行年: 2009年08月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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亜北極太平洋西部(WSAP)での過去145000年をカバーする堆積物コアで,無機窒素(IN)含有量とINの同位体比(δ15NIN)を測定した。IN含有量は全般に氷期に高く,著者らの以前の研究で判明した風成塵含有量および有機炭素(C)と有機窒素(ON)の比率(C/ON)と正相関を示す。風成塵含有量は火山物質の混入を除去するために金属成分を用いて復元されているので,この結果は,INが風成塵と共に大陸地域からWSAPへ輸送されたこと,そして,INが火山物質に汚染されていないことを意味する。したがって,粘土分画が当域の他地点で見られるようなドリフト堆積物に大きくは影響されていないWSAP堆積物中のIN含有量は,火山物質による汚染を考慮する必要なしに,風成塵に関する有効な指標である可能性がある。δ15NINは全般に,氷期に低く,IN・風成塵・C/ONと負相関を示す。観察されたδ15NINの変動の可能性のある原因は,以下の通りである。(1)水柱および海底堆積物中の間隙水における粘土鉱物へのNH4+の自生固定,(2)かなり耐性化した有機物質による測定INの汚染,あるいは(3)WSAPへ供給された風成塵の大陸供給域の変動とそこでの土壌有機物のδ15Nの気候的に誘発された変化。最後のメカニズムは,陸上での気候変化の指標としてδ15NINを用いることの可能性を示し,現在の海底堆積物におけるδ15NINの空間的分布に関する他の既報の説明と一致する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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海洋地質学  ,  岩石圏の地球化学一般 
引用文献 (35件):
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