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J-GLOBAL ID：200902248409473435   整理番号：08A0795399

日本が誇る化学プロセス ポリカーボネートプロセス

著者 (3件)： 福岡伸典 (旭化成) ,  小宮強介 (旭化成ケミカルズ) ,  紺野茂紀 (旭化成ケミカルズ)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 72  号： 8  ページ： 396-399  発行年： 2008年08月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 旭化成が開発し,旭美化成で工業化プラントとして成功させたこの新規プロセスは,GSCを実現しながら,高純度・高性能PC樹脂,高純度MEGの2製品に加え,塩素系不純物のないEC,DMC,DPCの3製品を,競争力あるコストで製造でき,波及効果も高い。このプロセスは,非ホスゲン法へのプロセス転換を加速するだけでなく,PC樹脂製造の世界標準プロセスとなる可能性が高い。また,EG製法についてもプロセス転換を加速する可能性が高い。社会にとってはマイナスであった排出CO2を,有用なPC樹脂の原料へとプラスに変換でき,しかもより安全で環境に優しい本プロセスは,化学技術の社会に対する具体的な貢献を示すものである。また製品PC樹脂の成形加工時に省資源・省エネも達成できるので,この技術が世界に広く展開されることによって,社会の持続可能な発展に対してさらなる貢献ができるものである。

シソーラス用語： *化学プロセス ,  *ポリカーボネート ,  技術開発 ,  工業化 ,  純度 ,  競争力 ,  製造 ,  標準化 ,  変換 ,  省資源 ,  省エネルギー ,  持続可能な開発 ,  プロセス開発 ,  生産プロセス ,  脂肪族アルコール ,  ジオール
準シソーラス用語： 高性能 ,  転換

分類 (2件)： 化学プロセス一般  (XC01010V) ,  その他の高分子材料  (YH07150C)

物質索引 (4件)： エチレンカーボネート ,  エチレングリコール ,  ジフェニルカーボネート ,  ジメチルカーボネート

引用文献 (3件)：

• FUKUOKA, S. Polymer Journal. 2007, 39, 2, 91-114
• 石油学会編. 石油化学プロセス. 2001, 120-125
• 福岡伸典. World Patent WO91/09832

タイトルに関連する用語 (4件)： 日本 ,  化学プロセス ,  ポリカーボネート ,  プロセス