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J-GLOBAL ID:200902248439641014   整理番号:08A0909219

モデル蛋白質存在下における表皮ブドウ球菌と自己組織化単分子膜表面との接着力

Adhesion forces between Staphylococcus epidermidis and surfaces bearing self-assembled monolayers in the presence of model proteins
著者 (3件):
資料名:
巻: 29  号: 33  ページ: 4374-4382  発行年: 2008年11月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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自己組織化単分子層(SAMs)は,生体材料の微生物生物膜構成を抑制するためのコーティング材として開発されている。抗接着特性をテストするため,SAMsは金の上で簡単に組み立てられ,コーティングされた生体材料の代わりに使用できる。しかし,細菌接着を防ぐコーティングは蛋白質吸着をも阻害してしまう。著者らは,ウシ胎仔血清(FBS)を非特異的結合蛋白質として,また,フィブロネクチン(FN)をリガンド/受容体結合の評価として選択し,細菌と蛋白質のSAMsへの吸着の競合的影響を調査した。表皮ブドウ球菌は原子間力顕微鏡(AFM)の先端に固定され,細菌と金でコートしたSAMsの相互作用力を検出する,原子間力プローブとして使用した。テストされたSAMsはイソフタル酸(IPA)か銀含有イソフタル酸(IAG)末端を持つアルカンチオール分子であった。表皮ブドウ球菌がFBSと弱い相互作用を示す一方で,細菌はリガンド/受容体結合のため,FNと強い接着を示した。細菌性の保持と生存率の実験結果は,原子間力測定値と相関していた。表皮ブドウ球菌とIAG SAMsとの相互作用は,銀イオンの移動性のため生存率の低下を招いていた。大部分の基層について,細菌との高い接着力と,(銀などの特異的な生物致死効果が存在しないときでさえ)基層に保持された死細胞の高い確率との間には関連性があった。これは,高い接着力が死をもたらした細菌にストレスを引き起こすことできる可能性を示唆する。非常に高い接着性を持つSAMsと細菌の不活性化との関係は,将来の生物材料デザインに役立つかもしれない。生物材料のコーティング評価の際には,細菌と蛋白質,そしてコーティング材との相互作用を考慮することが非常に重要であるといえる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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医用素材  ,  細胞生理一般 
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