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J-GLOBAL ID:200902248660208473   整理番号:09A0218967

前期白亜紀における“カブトガニのポンペイ遺跡”:石川県白山市瀬戸野(下部白亜系手取層群)のKouphichnium生痕化石群の概要

著者 (6件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 62-75  発行年: 2009年02月20日 
JST資料番号: L2025A  ISSN: 0387-1924  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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手取層群のシルト岩の一層理面上に残されている生痕化石群の概要を示した。ほぼ南東方向に開口した湾の汽水域が隣接する浅海底で,潮流の影響を受ける堆積環境だった。行跡化石はカブトガニ類の行跡とされるKouphichnium Nopcsa,1923で,手取層群中にカブトガニ類の存在を示す唯一の証拠である。U-Pb年代が130±0.8Maの細粒凝灰岩の被覆によって,「ポンペイ遺跡」のように一瞬に刻印されたため,その時の水底の状態を保存しており,多様な行動パターンが読み取れる。行跡化石の形態の違いは,アンダートラックではなく,そのまま移動様式の違いを反映すると考えられる。水流の影響で体勢を崩しつつも歩行し続けたと解釈される行跡もある。頭胸部の痕跡がある行跡からカブトガニの体サイズを復元すると,頭胸部の最大幅が平均的個体で約20cm,最大個体は約27cmで,全長60cmという大型カブトガニ類が存在していたことを示す。
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分類 (1件):
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中生代 
引用文献 (25件):
  • Abel, O.(1912) Grundzüge der Palaeobiologie der Wirbeltiere. Schweizerbart, Stuttgart, 780 pp.
  • Abel, O.(1935) Vorzeitliche Lebensspuren. Gustav Fischer, Jena, 644 pp.
  • Caster, K. E.(1938) A restudy of the tracks of Paramphibius. Journal of Paleontology 12, 3-60, 1-13 pl.
  • Frickhinger, K. A.(1994; 1999) Die Fossilien von Solnhofen, 1+2, Quelle&Meyer Verlag GmbH&Co.(フリックヒンガー著/小畠郁生監訳, 舟木嘉浩・舟木秋子訳「ゾルンホーフェン化石図譜I+II」朝倉書店).
  • Geyler, H. T.(1877) Ueber fossile pflanzen aus der Juraformation Japans. Palaeontographica 24, 221-232, pls. 30-34.
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