文献

J-GLOBAL ID：200902248912666410   整理番号：08A0189492

SCTPのマルチホームにおける下位レイヤ情報を用いた高速フェイルオーバの実装と評価

Implementation and Evaluation of Fast Fail-over technologies in SCTP Multi-homing using Lower Layer Information

著者 (4件)： 片山陽平 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  HAN Yunsop (慶応大 理工) ,  寺岡文男 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  寺岡文男 (慶応大 理工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 107  号： 449(IA2007 40-52)  ページ： 57-62  発行年： 2008年01月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の移動体端末などに見られるマルチホームを想定して設計されたトランスポートプロトコルとしてStream Control Transport Protocol(SCTP)がある。SCTPは,一つの接続で複数のパスを持つことが可能であり,拡張機能によってセッション中のIPアドレスの動的な変化にも対応する。しかし,SCTPは,リンクレイヤやネットワークレイヤなどの下位レイヤの障害を検知する仕組みを持たないため,下位レイヤの障害発生時にマルチホーム機能が有効に機能しない。本研究ではクロスレイヤ技術であるLIESを用いてSCTPのマルチホーム機能を改善する実装を行う。評価として,フェイルオーバに要する時間を測定し,標準のSCTPと比較してフェイルオーバ時間を大幅に短縮することを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： トランスポート制御 ,  プロトコル ,  移動通信 ,  端末装置 ,  経路 ,  番地指定方式 ,  データリンク制御 ,  層 ,  情報配布 ,  インターネット ,  *障害回復 ,  通信障害 ,  性能評価 ,  時間測定 ,  回線接続 ,  システムインタフェイス ,  高速化 ,  ストリーミング ,  IPアドレス ,  ネットワーク層
準シソーラス用語： マルチパス ,  *マルチホーム

分類 (1件)： 計算機網  (JC03000K)

引用文献 (3件)：

• STEWART, R. Ed. Stream Control Transmission Protocol. RFC 4960. 2007
• STEWART, R. Stream Control Transmission Protocol (SCTP) Dynamic Address Reconfiguration. RFC 5061. 2007
• 渋井理恵. レイヤ間情報伝達機構LIES. 日本ソフトウェア科学会インターネットテクノロジ研究会第6回インターネットテクノロジーワークショップ (WIT2004) 論文集. 2004

タイトルに関連する用語 (4件)： SCTP ,  マルチ ,  実装 ,  評価