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J-GLOBAL ID:200902249038834070   整理番号:09A0128146

「自己修復材料・自己治癒コーティング」の探索および商品展開(1)臨界点近傍ゲルの自己治癒特性

著者 (2件):
資料名:
巻:号: 10  ページ: 103-106  発行年: 2009年01月10日 
JST資料番号: L5969A  ISSN: 1346-3926  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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自己修復材料としての臨界点近傍ゲルの自己治癒特性を報告した。臨界点をわずかに超えた状態では分岐構造が発達したゾルに加え,弾性に寄与しない片末端自由なダングリング鎖という部分鎖が多く存在し,絡み合いという高分子特有のトポロジー相互作用を起し,十分に架橋すると弾性に寄与する両末端が永久網目につながるネットワーク鎖が多くなり部分鎖間相互作用が減少することを示した。ポリウレタンを用いて両方のゲルを作製し,損失正接の温度依存性で臨界点近傍ゲルはガラス転移温度より高温で大きい値を示し,絡み合い緩和の特性時間が著しく長くなり,この絡み合い相互作用が自己修復に重要だった。両ゲルに傷をつけて10分間放置すると臨界点近傍ゲルでは傷がある程度修復されることを示した。切断後に接合したゲルの引き裂き強度ではダングリング鎖に富むゲルの強度が元のゲルの75%程度の強度を維持することも示した。本技術によって自然修復するインテリジェント材料を設計可能なことを示唆した。
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分類 (2件):
分類
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高分子固体の構造と形態学  ,  ポリウレタン 
引用文献 (11件):
  • P. G. deGennes著, 高分子の物理学, 吉岡書店, 1984
  • 高橋雅興, 高分子, 55, 722(2006)
  • “臨界点近傍ゲルの分散による高分子材料の高性能化”, 第6章, “有機分散系の分散・凝集技術”, シーエムシー出版, 2008
  • 山口政之, ファインケミカル, 36, 5(2007)
  • “高分子架橋と分解の新展開”, 第4章, “臨界点近傍のゲルを利用した材料設計”, 角岡正弘, 白井正充編, シーエムシー出版, 2007
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