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J-GLOBAL ID：200902249322306504   整理番号：09A0341161

流域の土砂動態モニタリング 天竜川水系与田切川における流砂計測

Sediment discharge observation in Yotagiri River

著者 (7件)： 伊藤仁志 (国土交通省 中部地方整備局 天竜川上流河川事務所) ,  矢澤聖一 (国土交通省 中部地方整備局 天竜川上流河川事務所) ,  石田勝志 (国土交通省 中部地方整備局 天竜川上流河川事務所) ,  山下伸太郎 (住鉱コンサルタント) ,  佐光洋一 (住鉱コンサルタント) ,  高橋健太 (住鉱コンサルタント) ,  水山高久 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 砂防学会誌  (新砂防)
巻： 61  号： 6  ページ： 19-26  発行年： 2009年03月15日 
JST資料番号： G0196A  ISSN： 0286-8385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 与田切川中流部の坊主平砂防堰堤(河床勾配1/25,流域面積38.5km²)に,流砂を直接採取する方式の流砂計測装置,起音波水位計,電波式流速計,ハイドロフォン,水深別濁度計測装置を設置し,流砂量とその粒度分布などを計測した。計測結果を用いて土砂濃度,掃流砂量を計算し,水深変化に伴う土砂濃度と平均粒径の時系列変化,水深と土砂濃度の関係,水深方向の土砂濃度分布などについて考察した。その結果,本地域の流砂特性は,上流域の土砂生産・流出環境変化の影響を強く受けていることが分かった。とくに上流域支流で小規模の土石流が発生した場合は,掃流砂量が1~2オーダー増大する可能性が極めて高いことを示唆した。

シソーラス用語： *流砂量 ,  *砂防ダム ,  水位計 ,  流速計 ,  ハイドロホン ,  混濁度計 ,  粒度分布 ,  *計測 ,  流出 ,  土石流

分類 (2件)： 移動床,浮遊,沈殿などの水理  (RC10040U) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (12件)：

• 仲野公章. 流砂の計測-今, なぜ流砂の計測か-. 砂防学会誌. 2002, 54, 1, 90-97
• 浦真. 与田切川における流砂の計測-流砂系モニタリングのために-. 砂防学会誌. 2001, 54, 3, 81-88
• 星野和彦. 流砂等計測システム (六甲住吉型) と観測事例. 砂防学会誌. 2004, 54, 6, 27-32
• 三上幸三. 与田切川の流砂観測結果からみた洪水規模による流砂特性の変化について. 平成16年度砂防学会研究発表会概要集. 2004, 16-17
• 三上幸三. 与田切川の流砂量観測結果からみた洪水規模による流砂特性の変化について (その2). 平成17年度砂防学会研究発表会概要集. 2005, 112-113

タイトルに関連する用語 (7件)： 流域 ,  土砂動態 ,  モニタリング ,  天竜川 ,  水系 ,  流砂 ,  計測