抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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顔は人類学,心理学,工学,美容・化粧,形成外科・解剖学・神経学などの医学,歯学,美術解剖学,写真,彫像・塑像など多くの学問分野に関わる。本論文では,顔に関する工学的取扱いとして,1)測る,2)撮る,3)知る,4)描く,5)作る,6)送るといった6項目の顔関連研究成果を紹介した。具体的に,1)では3次元形状の計測法として正面像・側面像の組を用いる方法,ステレオ画像計測,スリット光の歪みの観測に基づく計測,及び断層像の組からの3次元再構成について述べた。また,2)では,i)顔の検出・追跡,ii)顔をきれいに撮る・見せる,iii)シャッタのタイミングを逃さない,iv)目をぱっちり開けたベストショットを撮る,v)顔に基づく写真の整理といった技術を示した。3)では顔認識と表情認識,4)では顔写真の絵画風への変換と似顔絵の自動生成について述べ,5)の適用分野として映像制作・コミュニケーション,美容・化粧のシミュレーション,医学分野,エンターテイメント分野での取組みを示した。さらに,6)では顔動画像のデータ量を削減するモデルベース符号化技術を説明した。