抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Webカメラを用いた視線推定システムの開発をし,高次能機能障がい者2名の協力者を得て,システムを用いてPC操作訓練時の視線の調査を行った。協力者Dのトラックボール操作訓練時の視線を調査したところ,トラックボール操作からクリック操作に移る際には一度手元を見て操作を切り替えていることや,“ボールを動かす”や“クリック”と表示される指示文の座標の変化に注意を向けていることが確認できた。ピンボール風検査ツールを健常者,協力者A,協力者Dの3名に行ってもらい,その時の視線を調査したところ,健常者の視線は左右のボールを視野に入れ画面中央付近に集まっていたのに対し,協力者Aの視線は画面右側に集まり,たまに左側のボールを拾うために視線を移し左側のボールを拾った後また画面右側へ視線を戻すように移動していた。左半側空間無視による画面右側を視線のホームポジションにする様子を確認できた。協力者Dに関しては,左側のボールは拾えるが,視線を画面右側へ移すことなく右側のボールを完全に無視している様子や,視線がボールを追従するという健常者の視線では覗えなかった様子も確認できた。(著者抄録)