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J-GLOBAL ID：200902249489038625   整理番号：09A1087492

シリーズ「近年の土砂災害」-本シリーズを始めるにあたって-

著者 (1件)： 三森利昭 (森林総合研)
資料名： 水利科学  (Water Science)
巻： 53  号： 4  ページ： 1-10  発行年： 2009年10月01日 
JST資料番号： S0371B  ISSN： 0039-4858  CODEN： SURKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,連載の始めにあたり,2000年以降10年間に発生した顕著な土砂災害の概略を紹介し,末尾に本シリーズの今後の予定について記述した。今後の防災対策を考える上で有効な手法は,既往の災害を良く知ることである。最近の災害を個別の災害ごとにその特徴を集約して記録することに大きな意義がある。本シリーズでは,最近10年間ほどの間に発生した土砂災害を対象に,今後の本誌誌上での連載により,個々の土砂災害の特徴を個別に報告することにしている。最近の土砂災害の主な特徴として,1)森林の高齢級化と表層崩壊の減少,2)深層崩壊の顕在化,3)地震を原因とする土砂災害の増加,4)崩壊を起源とする土石流の4点を取りあげて解説して行く。

シソーラス用語： *土砂災害 ,  森林 ,  地震 ,  崩壊 ,  豪雨 ,  教育 ,  土石流 ,  深層崩壊
準シソーラス用語： ゲリラ豪雨

分類 (2件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (10件)：

• 尾池和夫 (2003): 21世紀前半は西日本の地震活動期, なゐふる, 日本地震学会, No.39, 6-7
• 内閣府: 防災白書 (平成19年版)
• 三森利昭 (2008): 最近の土砂災害の特徴と今後の予測, 山林, 大日本山林会, No.1486, 60-67
• 沼本晋也・鈴木雅一・太田猛彦 (1999): 日本における最近50年間の土砂災害被害者数の減少傾向, 新砂防, 砂防学会, Vol.51, No.6, 3-12
• 塚本良則ら (2006): 土砂災害と森林, 森林科学, 日本森林学会, No.47, 4-40

タイトルに関連する用語 (1件)： 土砂災害