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J-GLOBAL ID:200902249975553620   整理番号:08A0980493

アルバーノ・マール湖(コッリ・アルバーニ火山,イタリア)の火山学,歴史および神話

Volcanology, history and myths of the Lake Albano maar (Colli Albani volcano, Italy)
著者 (6件):
資料名:
巻: 176  号:ページ: 387-406  発行年: 2008年10月01日 
JST資料番号: B0770B  ISSN: 0377-0273  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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複成のアルバーノ・マールは,コッリ・アルバーニ火山の最近の活動の中心であり,ローマの南東数kmに位置する。現在マールは,167.5m深のヨーロッパで最も深い火口湖である。完新世を通じて水蒸気爆発活動が証明されているが,現在は休止期と考えられている。本論文は,マールの活動とローマ地域における定住地の歴史との間の密接な関係を明らかにする。過酷な地下水位テーブルの変動と,マールの縁からのアルバーノ湖の破滅的な氾濫が,先史時代の初期の定住,マール地域においては銅石器時代(約B.C.3000年),の前と後に発生した。マールの北西斜面に沿ってラハールが頻発し,古排水網を満たし広大な平野を形成した。アルバーノ・マールの完新世水蒸気爆発活動によって生じた河川性およびラハール性の堆積物の古水力学的解析によれば,堆積物と水の流量は毎秒,数百m3以上である。5800±100yrB.P.(14C CAL)のラハール堆積物の下にある古土壌の絶対年代は,重なっている銅石器時代の定住年代と完全に一致する。最後の破滅的な氾濫は,398B.C.のローマ人とエトルリア人との戦いに関しての,ポセイドンのローマ人に対する怒りの結果として,ローマ文学に記述されている。394B.C.にローマ人は,マールの壁を通して1.5km長さの排水トンネルを掘削することにより,そのようなイベントの繰り返しを防ごうと決めた。そのトンネルは現在も機能していて,マールの最も低い壁より70m下に水面を保っている。この排水トンネルは,火山災害に対する歴史上最初の予防装置と見なされ,災害認知の圧力下での工学技術の空前の進歩を示している。本研究の驚くべき結果と多くの未知の問題は,ローマ地域の災害を再評価する上で非常に重要である。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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地球熱学,火山物理学 
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