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J-GLOBAL ID：200902250127947234   整理番号：08A1127732

開発・誘発交通を考慮した道路整備効果の比較分析

著者 (3件)： 山崎清 (価値総合研究所) ,  上田孝行 (東大 大学院工学系研究科) ,  武藤慎一 (山梨大 大学院医学工学総合研究部)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 51  号： 11  ページ： 22-33  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 道路交通需要予測ではOD固定型,誘発交通を考慮した需要変動型,開発・誘発交通を考慮した需要変動型の3通りの手法が存在する。本稿では開発・誘発交通を考慮した場合,考慮しない場合について便益帰着構成を作成し,道路整備による影響・効果について詳細に分析した。分析に際しては道路整備の影響(交通容量の変化)を明示的に表し,誘発交通,開発交通,人口移動,料金形成原理等の影響を考慮して利用者便益,交通事業者便益,CO₂排出量削減等の便益項目を導出し,従来手法との差異について明らかにした。その結果,開発・誘発交通を考慮した場合に既存手法で計測している便益項目とは異なることを示した。

シソーラス用語： 道路交通 ,  *交通需要 ,  需要予測 ,  交通 ,  *道路整備 ,  交通容量 ,  排出量 ,  二酸化炭素排出量 ,  整備効果
準シソーラス用語： *誘発交通

分類 (2件)： 交通調査  (TB01031B) ,  道路工学一般  (RC08010M)

引用文献 (16件)：

• Bent Flyvbjerg. Mette K. Skamris Holm and Soren L.Buhl: Inaccuracy in Traffic Forecasts. Transport Reviews, Vol.26, No.1, 1-24, January 2006 (山田徳彦訳「交通量予測の精度」, 『高速道路と自動車』, 第50巻, 第10号, 2007)。
• 円山琢也, 原田 昇, 太田勝敏: 誘発交通を考慮した混雑地域における道路整備の利用者便益推定, 土木学会論文集, No.744/IV-61, pp. 123-137, 2003。
• 国土交通省国土交通政策研究所: 経済成長と交通環境負荷に関する研究I, 国土交通政策研究, 第42号, 2005。
• Kiyoshi YAMASAKI, Taka UEDA, Shinichi MUTO: The Evaluation of the Metropolitan Area Policy by Computable Urban Economic Model (CUE), paper presented at the 11th World Conference on Transport Research, University of California, Berkeley, 2007.
• 上田孝行, 小森俊文, 森杉壽芳: 古典的消費者行動モデルによる便益計測手法の比較研究, 土木計画学研究・論文集, No.17, 2000。

タイトルに関連する用語 (6件)： 開発 ,  誘発 ,  交通 ,  道路 ,  整備効果 ,  比較分析