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J-GLOBAL ID:200902250135320844   整理番号:08A0466403

ヒト骨格における非計測的頭蓋変異は依然としてオホーツク文化に関連する

Nonmetric cranial variation in human skeletal remains associated with Okhotsk culture
著者 (8件):
資料名:
巻: 116  号:ページ: 33-47 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0957A  ISSN: 0918-7960  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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紀元後5世紀から12世紀までの北海道およびサハリン島由来のオホーツク文化に関連するヒト骨格系において集団類似性および生物学的変異を19の非測定的頭蓋形質を用いて検討した。オホーツク頭蓋は北海道アイヌおよび縄文よりも眼窩上孔の頻度が高く,一方でオホーツクのtransverse zygomatic suture vestigeの頻度は縄文と同程度に高かった。北部オホーツク頭蓋群および東部オホーツク頭蓋群間の平均測定値の相違は小さく極わずかである。RelethfordおよびBlangeroの方法[Relethford J.H.およびBlangero J.(1990),Human Biology,62:5-25]から,東部オホーツクは北部オホーツクよりより大きなRii値(重心からの距離)を持ち,観察される変化がより少ないことが示唆され,東部オホーツクは表現型の変異性を損失したことが示される。これらの結果から,オホーツク骨格系および新石器時代のバイカル人およびアムール人など,北東アジア骨格系の類似性がさらに再確認された。最後に,非計測的頭蓋変異の分析結果からオホーツク系,アイヌ系および縄文系の間の密接な関連が実証され,縄文およびアイヌが混合以前には他の北東アジア系よりもオホーツク系に近かったことが示唆される。(翻訳著者抄録)
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人類学 
引用文献 (128件):
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  • Balueva T.S. (1978) Craniological material of Neolithic layer of the cave <Devil’s gate> (primorye). Voprosy Antropologie, 58: 184–187 (in Russian with English title).
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