文献

J-GLOBAL ID：200902250240103808   整理番号：08A0211252

探鉱活動の資源経済的評価と銅資源確保のための役割

Economical Evaluation of Exploration Activities and Role for Reserves Replacement of Copper

著者 (1件)： 澤田賢治 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
資料名： Journal of MMIJ  (Journal of MMIJ)
巻： 124  号： 2  ページ： 105-111  発行年： 2008年02月25日 
JST資料番号： F0463A  ISSN： 1881-6118  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 探鉱活動から鉱山開発,採掘および選鉱,製錬,輸送に至る生産コストを算出し,鉱業活動全体のコストに占める探鉱コストの位置づけを行うとともに,銅資源を確保するためにの探鉱,プロジェクト買収,企業買収のコスト比較を行い,その戦略を考察した。銅生産コストを試算すると乾式の場合で1336~1447$/t,SX-EWの場合で1246~1348$/tであった。チリの場合,1992-2001年の探鉱コストは13$/tであり,1997-2004年の世界の探鉱コストも31$/tであるので生産コスト中に占める探鉱コストは微々たるものである。非鉄メジャーが1992-2001年に探鉱,プロジェクト買収,企業買収で得た資源量を定量的に評価した。メジャーの探鉱コストはすべて37$/t以下であり,資源確保のためには探鉱によるのが経済的で,探鉱のみで資源確保を図っているCEDELCOが4$/tと最も安価なコストで済ませている。プロジェクト買収はプロジェクトが生産段階か確認段階かで異なるが1992-2001年では概ね100$/t前後であつたが,銅価格の高騰の影響で2006-2007年には600-900$/tに跳ね上がっている。

シソーラス用語： *鉱床探査 ,  *鉱物資源 ,  *経済分析 ,  銅 ,  取得 ,  鉱山開発 ,  採掘 ,  選鉱 ,  製錬 ,  輸送 ,  *原価計算 ,  プロジェクト ,  価格 ,  変動 ,  買収 ,  企業買収 ,  価格変動 ,  *計算
準シソーラス用語： 経済的分析 ,  探鉱コスト

分類 (3件)： 鉱業生産関連一般  (UA01061G) ,  予備調査,採掘準備一般  (UA02010T) ,  鉱山開発・建設  (UA02040A)

引用文献 (5件)：

• Metals Economics Group. Corporate Exploration Strategies. 2004, 1, 19-221
• Raw Materials Group. Raw Materials Data November 2004. 2004
• HOPKINS, W. R. International Copper Conference, Metal Bulletin, 2003. 2003, 1-13
• Comision Chilena del Cobre. Boletin Mensual. 2002, Septiembre, 1-21
• CODELCO. CODELCO : Annual Report. 2003, 44-84

タイトルに関連する用語 (6件)： 探鉱 ,  活動 ,  資源 ,  経済的評価 ,  銅 ,  役割