文献
J-GLOBAL ID:200902250306030262   整理番号:08A0883810

がん患者の末梢血リンパ球における小核頻度:メタ分析

Micronuclei frequency in peripheral blood lymphocytes of cancer patients: A meta-analysis
著者 (6件):
資料名:
巻: 659  号:ページ: 274-283  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
小核(MN)頻度は,後天性変異と遺伝的感受性を統合する,染色体損傷,ゲノム不安定性およびがんリスクのバイオマーカーである。がんとMN形成との関連性につき報告された証拠を論評しまとめるために,がん患者のバイオマーカー評価をメタ分析に供した。Medline/PubMedデータベースの広範囲にわたる検索を通じて,37冊の出版物由来の研究結果を抽出した。これらの研究デザインの多様性を考慮して,すべての研究を3群に再分類した:(1)未治療がん患者のベースラインMN頻度(25研究例)(2)放射性ヨウ素治療実施の甲状腺がん患者の誘導性MN頻度(9研究例)および(3)未治療がん患者リンパ球の放射線感受性(12研究例)。それぞれの群で頻度比メタ評価(meta-FR)をコンピューター分析した。未治療がん患者(meta-FR=1.45; 95%信頼区間(95% CI):1.28-1.64),および放射性ヨウ素治療後の甲状腺がん患者(meta-FR=2.26;95%CI:1.90-2.68)において有意なMN頻度増加を認めた。第3群メタ分析では,患者の放射線感受性におけるプロット対放射線量に関するmeta-FRが負傾向を示したが,これはアポトーシスの高率的発生と関連する結果であると考えられる。本総説の結果は,がん発生の種々な段階におけるMNの役割に関する既存の証拠を立証するものである。メタ分析に適した報告の数は比較的少ないが,この分析法はハイスループット技術と組み合わせることにより新規でより大規模な研究分析に必要とされ,遺伝子不安定性とがん発生におけるMN形成の役割のなお一層の理解に役立つであろう。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
基礎腫よう学一般  ,  白血球,リンパ球 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る