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J-GLOBAL ID：200902250788058380   整理番号：09A0577798

高度デマンド信号制御II方式

著者 (2件)： 麻生敏正 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  長谷川孝明 (埼玉大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A  (IEICE Transaction on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (Japan Edition))
巻： J92-A  号： 6  ページ： 419-433  発行年： 2009年06月01日 
JST資料番号： S0621A  ISSN： 0913-5707  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,高度デマンド信号制御II方式(Advanced Demand Signals II scheme;ADS-II方式)を提案した上,新しい歩行者モデルと複数の評価指標を導入したADS-II方式評価用シミュレータを構築し,ADS-II方式の基本性能の評価を行っている。まず,ADS方式から制御パラダイムを転換し,現示の維持を希望するものと変化を希望するものの2種に分類したデマンドに基づき制御するADS-II方式を提案している。このADS-II方式は車両と歩行者に対して統一的なデマンド評価式を用いて適応的な現示を出力する。次に歩行者モデルの構築とその基本検証を行い,本モデルの妥当性を示している。更に歩行者と車両の効率を評価するために,複数の評価指標の追加と再定義を行い,これらを導入した評価用シミュレータを用いてADS方式や系統制御方式との歩行者を含めた性能比較を行い,ADS-II方式は閑散時ほど,また車線数が少ないほど効果が大きく,両側3車線道路で平均車頭間隔が主方向200s,従方向400s,平均歩行者発生間隔4000sの場合,一人当りの平均アイドリング時間が系統制御方式に比べ約70%削減されるなどADS-II方式の有用性を示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *交通信号制御 ,  *歩行者 ,  *アイドリング ,  *交差点 ,  交通量 ,  交通流 ,  *性能評価 ,  横断歩道

分類 (1件)： 交通管制・規制  (TB01032S)

引用文献 (53件)：

• 定方希夫, “系統信号制御系の設計法,”交通工学, vol.1, no.1, pp. 11-17, 1966.
• 奥谷 巌, “面制御に関する基本的考察,”交通工学, vol.3, no.4, pp. 7-14, 1968.
• 鈴木俊夫, 佐藤 隆, “水戸駅前における地点全感応交通信号制御,”交通工学, vol.4, no.2, pp. 21-28, 1969.
• 越 正毅, 大蔵 泉, 茨木康男, “自動車排気ガスに及ぼす交通制御の影響について,”土木学会, no.240, pp. 71-79, 1975.
• 河上省吾, 荻野 弘, 青島縮次郎, 丹羽尚樹, “騒音防止のための夜間長距離信号制御が交通流に及ぼす影響について,”交通工学, vol.14, no.3, pp. 3-13, 1979.

タイトルに関連する用語 (3件)： 高度 ,  デマンド ,  信号制御