抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ベーリング海北部からチャクチ海南部にかけて広がる陸棚域は世界でも有数の高い基礎生産量を誇る。この海域における生態系は,上層の基礎生産によって生産された有機物が,効率よく下層へ転送されることにより,ベントスの高いバイオマスを支えており,さらにはベントス食性の大型動物の主要な摂餌場を形成している[e.g.,Feder et al.,2005]。近年,海氷減少や大気場の変化,および海洋循環の変化が相互に作用して進行している海洋温暖化により,生態系の北方へのシフトが指摘されている[Grebmeier,2006]。しかし,本研究海域における海洋環境のシフトに伴う植物プランクトン群集の変化についての知見は少ない。生態系の変動を明らかにする上で,植物プランクトン群集の空間的な時系列分布を把握することが不可欠である。そこで本研究では,サイズにより植物プランクトン群集を分類し,植物プランクトンサイズ組成の空間的分布を衛星リモートセンシングを用いて観測可能にするアルゴリズムを構築する。(著者抄録)