抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
淀川水系流域委員会にみる河川整備計画への住民参加について論じた。1997年河川法の改正により,河川整備計画の策定に参加規定が導入され,基本方針と計画の2段階で作成するものとした。淀川水系流域委員会を例に,河川管理者の諮問機関としての流域委員会の性格や委員会の設置,委員会の運営,従来の治水・利水の検討に環境や社会的視点を持ち込んだ委員会の活動について解説した。淀川水系流域委員会方式の意義と限界について5点を指摘した。1)参加実践の重要な先進例であり,2)情報共有や判断の公開性で旧来の殻を破ったほか,3)参加を意識した運用により会議設定の効率性を図ることが可能である。4)コストのかけ「過ぎ」という評価は単純に成立せず,5)透明性はかなり徹底した。