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J-GLOBAL ID：200902251612399659   整理番号：08A0675236

CO₂-HeおよびCO₂-N₂吹き付けアークの損失パワーに関する一考察

Discussion on variation in arc power loss due to admixture of He or N₂ with CO₂

著者 (5件)： 佐藤基宗 (名古屋大) ,  横水康伸 (名古屋大) ,  松村年郎 (名古屋大) ,  内井敏之 (東芝) ,  河野広道 (東芝)
資料名： 電気学会放電研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： ED-08  号： 62-71  ページ： 45-50  発行年： 2008年06月23日 
JST資料番号： Z0911A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガス遮断器の消弧ガスとして,環境問題のある六ふっ化硫黄の代替ガスとして,二酸化炭素とヘリウム,窒素の混合ガスを採用することについて検討した。吹き付け条件に関してHeおよびN₂の添加によるアーク損失の増加要因を検討した。その結果,CO₂へのHe混合(圧力比50%)はアーク遮断能力とアーク損失の増加をもたらすこと,N₂混合(圧力比50%)は遮断能力とアーク損失の低下を引き起こすことが分かった。以上のことから,CO₂-He混合ガスでは遮断能力の上昇は熱伝導損失パワーの上昇に起因し,CO₂-N₂混合ガスでは対流損失の増加により遮断能力が高まるものと推定される。

シソーラス用語： *ガス遮断器 ,  *消弧 ,  二酸化炭素 ,  ヘリウム ,  混合気体 ,  窒素 ,  *アーク放電 ,  エネルギー損失 ,  電気損失 ,  プラズマ損失 ,  遮断容量 ,  遮断試験
準シソーラス用語： *混合ガス ,  *パワー損失

分類 (2件)： 開閉装置  (NB09030I) ,  気体放電  (BJ03020T)

引用文献 (7件)：

• 電気学会技術報告第1066号:「アーク・グロー放電の基礎技術--放電分野の垣根を越えた最新技術動向調査--」, アーク・グロー放電現象基礎技術調査専門委員会 (2006)
• Y. Yokomizu, S. Matsumoto, S. Hirata, T. Matsumura, A. lshikawa, T. Furuhata and K. Mitsukuchi: “Arc Behavior in Rotary-Arc Type of Load-Break Switch and Its Current-Interrupting Capability for Dif ferent Environmentally Benign Gases and Electrode Materials”, IEEJ Transactions on PE, Vol.125, No.11, pp. 1070-1076(2005)
• T. Matsumura, I. Morooka, Y. Yokomizu and M. Suzuki: “Arc pa rameter in CO2-Blast Quenching Chamber with High-Pressure Storage Tank of Different Pressures”, Vacuum, Vol.80, pp. 1305-1310(2006)
• Y. Tanaka and T. Sakuta:”Investigation on Plasma Quenching Ef ficiency of Various Gases using the Inductively Coupled Thermal Plasma Technique: Effect of Various Gas Injection on Ar Thermal ICP”, J. Phys. D: Appl. Phys. Vol.35, No.17. pp. 2149-2158(2002)
• 内井, 保科, 宮崎, 森, 河野, 中本, 平野:「環境低負荷型72kV級CO₂ガス遮断器モデルの開発」, 電気学会論文誌B, Vol.124, No.3, pp. 476-484(2004)

タイトルに関連する用語 (7件)： CO2 ,  He ,  N2 ,  吹き付け ,  アーク ,  損失 ,  パワー