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J-GLOBAL ID:200902251647042389   整理番号:08A1197367

火星からの過去の水損失に関する水素同位体の証拠

Hydrogen isotope evidence for loss of water from Mars through time
著者 (5件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: L05203  発行年: 2008年03月05日 
JST資料番号: H0609B  ISSN: 0094-8276  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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火星大気の高いD/H(地球のおよそ5~6倍)は,火星の水の宇宙空間への損失に関する強い証拠と考えられている。火星隕石中のD/Hの測定によって,火星からの水損失の時期や大きさを制約できる。火星隕石に関する既存の研究は,D/Hとして,地球での値から現在の火星大気程度までの広い範囲を示している。本報では,(約40億年前の)古い火星隕石ALH84001のD/Hが地球の4倍であり,(約1.7億年前の)若いシャーゴッティ隕石のD/Hが地球の5.6倍であることを示した。また,若いロサンゼルスシャーゴッタイトはD/Hの累帯構造を持ち,それは火成成長累帯構造と対応づけられ,火星表面付近での火成結晶化時におけるDに富んだ水の同化が強く示唆された。既存の研究とは異なり,これらの3つの隕石におけるD/Hは大きく,その変動は小さかった。これらの結果は,(39億年より前の)初期における水の宇宙空間への多量の損失と,それに続く過去40億年間の宇宙空間への少量の損失という,火星の水に関する2段階の変化を示唆する。現在の火星大気のD/Hは本質的に過去1.65億年の間変っていない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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惑星  ,  同位体地質学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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