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J-GLOBAL ID：200902251771484128   整理番号：08A0325365

学年別ルビ付加機能を有するソフトウェアを利用した発話内容提示システムの構築と評価

Construction and Evaluation of Speech Content Presentation System Using Software with Pronunciation alongside Kanji Characters

著者 (4件)： 小林正幸 (筑波技大 障害者高等教育研究支援セ) ,  西川俊 (筑波技大 障害者高等教育研究支援セ) ,  三好茂樹 (筑波技大 障害者高等教育研究支援セ) ,  石原保志 (筑波技大 障害者高等教育研究支援セ)
資料名： 映像情報メディア学会誌  (映像情報メディア)
巻： 62  号： 4  ページ： 595-605  発行年： 2008年04月01日 
JST資料番号： F0330A  ISSN： 1342-6907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは1990年頃から,聴覚障害者を教育の対象とした大学の聴覚部において,発話内容を字幕として提示するシステムの研究・開発を行ってきた。1994年頃,発話内容をまずひらがなで,次に確定した漢字混じり文を表示するリアルタイム字幕表示システム:RSVを開発した。その後,テレビ会議装置と連動させ,さらにかな文字表示としてルビ付表示を取り入れた方式へ改良してきた。「ルビは難しい漢字だけにつけてほしい」という要望に応え,本稿では,次のような新システムを構築した:遠隔地において速記用のキーボードへ入力された文字列を,学年別ルビ付き付加機能を有するソフトウエアとルビ付きのかな漢字混じり文を表示できるMicrosoft Word 2003を利用することで,受講者の漢字の読み能力に応じた漢字のみにルビを自動的に付加して提示する,学年別ルビ付き遠隔地連弾入力方式発話内容提示システム。これを実際の講義に使用した際の質問紙調査から,この方式の効果と有効性についても報告した。

シソーラス用語： *発話 ,  *遠隔教育 ,  *聴覚障害 ,  表示装置 ,  *文字発生 ,  スクリーン ,  キーボード ,  *学生 ,  *年齢差
準シソーラス用語： 講義 ,  字幕 ,  ルビ付加 ,  *学年別

分類 (1件)： 表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (15件)：

• 1) 小林正幸,西川 俊,石原保志,高橋秀知:“リアルタイム字幕表示システム (1)”,第16回感覚代行シンポジウム論文集,pp.155-158 (Dec. 1990)
• 2) 西川 俊,高橋秀知,小林正幸,石原保志,柴田邦博:“聴覚障害者のためのリアルタイム字幕表示システム”,信学論,J78-D-II,11,pp.1589-1597 (Nov. 1995)
• 3) 小林正幸,西川 俊,石原保志,高橋秀知:“聴覚障害者のためのキーボードの連弾入力方式によるリアルタイム字幕提示システム”,映情学誌,51,6,pp.886-895 (June 1997)
• 4) 小林正幸,石原保志,西川 俊:“聴覚障害者のための遠隔地でのキーボードの連弾入力によるリアルタイム字幕提示システム”,ろう教育科学,40,3,pp.121-130 (Oct. 1998)
• 5) 小林正幸,西川 俊,石原保志:“聴覚障害者のためのルビ付きリアルタイム字幕提示システム”,映情学誌,56,11,pp.1830-1836 (Nov. 2002)

タイトルに関連する用語 (4件)： ソフトウェア ,  発話 ,  構築 ,  評価