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J-GLOBAL ID:200902251831410030   整理番号:09A0436332

トレボキシア藻Marvania coccoidesの母細胞壁の残存と出芽

著者 (2件):
資料名:
号: 40  ページ: 23-28  発行年: 2009年03月05日 
JST資料番号: L6288A  ISSN: 0386-5827  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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トレボキシア藻綱は陸上植物の直接祖先である緑藻の中の一綱であり,単細胞緑藻のクロレラ,パラクロレラ,トレボキシアなどは内生胞子形成により分裂増殖するが,二分裂するナノクロリスや出芽をするマルバニアなどの種も僅かに存在する。2つの分裂様式の進化関係を明らかにする研究が盛んに行われ,著者等は二分裂型のNannochloris bacillarisと出芽型のMarvania geminataでは,母細胞壁が脱ぎ捨てられずに娘細胞壁に密着したままである点で大きく異なることを示した。本研究では,マルバニア属の出芽型Marvania coccoidesを用いて,これまでに観察された母細胞壁の残存様式の違いが分裂様式の多様性を引起すという現象が,普遍的な事象であるかを明らかにしようとした。M.coccoidesの蛍光顕微鏡観察と透過型電子顕微鏡観察の結果は,M.geminataの観察結果に非常に類似した。出芽型は,内生胞子形成型と異なるように見えるが,母細胞壁が脱ぎ捨てられずに新生した娘細胞壁に張り付いているだけのようだった。出芽型は,母細胞壁が残存するという表現型を得てトレボキシア藻綱内で発達し,その後M.gemiantaとM.coccoidesの種が分岐したと思われる。
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分類 (1件):
分類
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植物形態学・解剖学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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