抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報ではエンドミル製造での生産能率を向上させるため,ディジタルカメラによる撮影画像データを数値処理して,φ10mmエンドミル素材とφ100mm円柱(擬似砥石ホイールと呼ぶ)間のギャップ長を,迅速に高精度で測定する方法について実験的に研究した。これにより得た主な知見を次に示した。1)エンドミル製造でエンドミル素材と砥石ホイールが,ディジタルカメラの画像中に同時に収まるように両者を接近させ,このときの両者間のギャップ長を,ディジタルカメラの画像とRAWデータ(Red,Green,Blue検出画素へ入光量に相当する生のデータ,すなわち加工してないデータ)処理ソフトを用いて測定し,測定値と予定値との差をそれ以後の加工開始までの移動量に対し補正するプロセスを提案したこと,2)焦点深度内にギャップ長測定位置を置き,モノクロ撮影した画像から,入光量に相当するRAWデータを抽出し,RAWデータの分布が長方形状である条件の画像から,エンドミル素材と擬似砥石ホイール間のギャップ長を,高精度・迅速に測定できること,本研究の対象物では,-0.007~+0.001mmの精度を達成していること。