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J-GLOBAL ID:200902252230391654   整理番号:08A0926164

侵略性オオヒキガエル(Bufo marinus)による熱帯オーストラリアの在来無尾類幼生の大量死

Mass mortality of native anuran tadpoles in tropical Australia due to the invasive cane toad (Bufo marinus)
著者 (5件):
資料名:
巻: 141  号:ページ: 2387-2394  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: A0921B  ISSN: 0006-3207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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侵略性種による生態的影響の特有経路については未だにあまり知られていない。熱帯オーストラリアを経由した毒性オオヒキガエル(Bufo marinus)の拡散が,在来の爬虫類と哺乳類の大量死を引き起こしたことは広く信じられているが,ヒキガエルを摂食した在来無尾類に対する効果は事実上無視されてきた。そこで,アデレード川の氾濫原における研究によって,ヒキガエル侵略の被害を蒙る脊椎動物のうちで最も多数を占めるのは,ヒキガエル卵の消費を試みた時に死ぬ在来幼生であることを示した。ヒキガエル侵入の短期間後の1湿潤季内の五つの水溜りにおいて,10種で合計1300個体以上の在来幼生が大量死した11の出来事を記録した。ヒキガエルの繁殖と在来幼生の死との間における因果関係は,以下の観察によって明らかであった:(1)関係する11の水溜りのうち少なくとも9の水溜りにおいて,ヒキガエルが死亡出来事の直前に繁殖した;(2)水質は,対照の池のものと区別できず,その水の中に置かれた在来幼生は健康に生存した;(3)死んだ在来幼生は疾病のいかなる兆候も示さなかった;そして(4)実験室における試行は,新たに置かれたヒキガエル卵に露出された在来幼生において100%の急速な死を示した。これらの在来幼生の高い死亡率にもかかわらず,カエルはヒキガエルが侵入しなかった池で度々繁殖することと,幼生コミュニティー内における密度に依存した成長と生存は,これ以上の死亡率が水溜りから変態したカエルの全体として有効なリクルートを低下させない可能性も示唆していると考えられるので,ヒキガエルの侵略は,無尾類群集の生存力を脅かすとは思われない。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然保護  ,  個体群生態学 

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