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J-GLOBAL ID：200902252475989652   整理番号：09A1060009

温暖化が果樹生産に及ぼす影響と適応技術

著者 (4件)： 杉浦俊彦 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  杉浦裕義 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  阪本大輔 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  朝倉利員 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研)
資料名： 地球環境  (Global Environmental Research)
巻： 14  号： 2  ページ： 207-214  発行年： 2009年 
JST資料番号： L3597A  ISSN： 1342-226X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農業は気象環境への依存性が高い産業であり,農業技術が進歩した現在でも,その収量や品質は気象条件に左右されている。なかでも果樹は,他の農作物に比して温暖化の影響を大きく受ける。リンゴ,温州ミカン,ブドウの果実着色不良,果実軟化,貯蔵性低下,日焼けなどの果実障害が,すでに顕在化している。また,休眠期の温暖化により,施設栽培での発芽不良,地域によっては凍霜害などが増加している。今世紀後半には現在の主産地での栽培が困難になることも予測されている。これらに対し,品種や栽培技術による様々な対策が研究され実施されている。

シソーラス用語： *温暖化 ,  *果樹 ,  *気象条件 ,  収率 ,  品質 ,  リンゴ ,  温州ミカン ,  ブドウ ,  果実【器官】 ,  軟化 ,  日焼け ,  休眠 ,  施設栽培 ,  発芽 ,  霜害 ,  品種 ,  栽培 ,  過敏症 ,  皮膚病 ,  病気 ,  外傷 ,  熱傷 ,  免疫病 ,  損傷 ,  光線過敏症
準シソーラス用語： 収量 ,  凍霜害

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (38件)：

• 杉浦俊彦・住田弘一・横山繁樹・小野 洋 (2006) 農業に対する温暖化の影響の現状に関する調査. 研究調査室小論集, 7, 1-66.(http://www.fruit.affrc.go.jp/kajunoheya/ondan/ondanka.pdf)
• 杉浦俊彦・黒田治之・杉浦裕義 (2007) 温暖化がわが国の果樹生育に及ぼしている影響の現状. 園学研, 6, 257-263.
• 農林水産省 (1994) 果樹生産出荷累年統計. 農林統計協会.
• 気象庁 (2005) 異常気象レポート2005. 気象庁, 145-165.
• 本條 均・杉浦俊彦・朝倉利員・F. G. Herter・G. B. Leite・J. L. Petri (2006) 冬季の温暖化が落葉果樹栽培に及ぼす影響-(6) ブラジル南部におけるニホンナシの開花異常現象. 農業気象講演要旨, 78.

タイトルに関連する用語 (3件)： 温暖化 ,  果樹 ,  適応