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J-GLOBAL ID:200902252572972934   整理番号:09A1163392

霞ケ浦流入河川及び霞ケ浦の懸濁物質の化学組成と発生のメカニズム

Chemical composition and origin of suspended solids in Lake Kasumigaura and its tributaries
著者 (4件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 87-98  発行年: 2009年10月20日 
JST資料番号: G0180A  ISSN: 0021-5104  CODEN: RIZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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霞ケ浦とその流入河川の懸濁物質を1年間にわたって採取し,その化学組成をXRF分析のフィルター法によって求めた。試料には明らかに白濁現象を示すものは含まれていない。流入河川の懸濁物質は季節変化が明瞭で,夏期はAlとFeに富みCaに乏しく,冬期はAlとFeに乏しくCaに富む。これは,集水域での農業活動に起因する。夏期には水田から多量の粘土や鉄分が供給されている。冬期はCaに富む地下水の浸出の影響が大きい。湖水懸濁物質は上流から下流へ組成変化しており,上流では雲母粘土鉱物に富み,下流ではSio2(珪藻殻)に富む。また,通常はCaとFcに乏しい。湖水懸濁物質の季節変化は少ない。河川懸濁物質が湖へ流入後,水質,特にpH,の変化によって沈殿と分別が起こり,その主成分が雲母粘土鉱物に変化する。結果として湖水懸濁物質は雲母粘土鉱物と珪藻殻の混合物となる。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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河川汚濁  ,  湖沼汚濁  ,  水質調査測定一般  ,  その他の物理分析 
引用文献 (17件):
  • 福島武彦・関智弥(2005):霞ヶ浦の濁度上昇について.霞ヶ浦研究会報,8:5-8.
  • 岩崎順・外岡建夫(2000):1999年7月に霞ヶ浦で発生した濁水について.茨城県内水面水産試験場調査研究報告,36:16-19.
  • 春日清一(2005):霞ヶ浦西浦の白濁は何を示すのか.霞ヶ浦研究会報,8:2-3.
  • 前田修(2005):霞ヶ浦の白濁現象に関するスペキュレーション.霞ヶ浦研究会報,8:9-12.
  • Mason, B. (1970):一般地球化学.堆積作用と堆積岩.松井義人・一国雅巳訳:184-231.岩波書店,東京.
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