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J-GLOBAL ID：200902252599211684   整理番号：08A0234654

卵質評価に用いるふ化率推定方法の検討

著者 (1件)： 升間主計 (水産総合研究セ 宮津栽培漁業セ)
資料名： 福山大学内海生物資源研究所報告  (Report of the Research Institute of Marine Bioresources, Fukuyama University)
号： 18  ページ： 36-41  発行年： 2008年02月07日 
JST資料番号： L1236A  ISSN： 0917-8147  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 効率的・経済的に結果が得られる魚卵の卵質評価手法として正常孵化率は広く利用されているが,試験データのバラツキが大きい。クロマグロ,アカアマダイ,ヒラメを用いて実施した孵化試験の結果を報告した。ヒラメ,アカアマダイ,マダイ等,海水比重を上回らない浮性卵では,従来のビーカー静置孵化法が適用できた。浮性卵を産卵し,卵比重が孵化前に容器の底に沈下するほど高くなるブリ類,クロマグロ,キハダでは,ビーカー静置による孵化方法は孵化率を低下させ,”真”の孵化率を推定できないことが示唆された。振盪させながら孵化飼育する方法により孵化率の低減を最小限に止め,データのバラツキを小さくすることができた。卵質を正しく把握する”真”の孵化率を推定するためには,対象とする魚種に適した孵化試験方法(セット卵数,水温,振盪の有無,データ数)を選択することが重要であると考えた。

シソーラス用語： *マグロ ,  *スズキ類 ,  ヒラメ ,  *孵化 ,  *魚卵 ,  品質 ,  評価 ,  評価試験 ,  マダイ
準シソーラス用語： Branchiostegus japonicus ,  Thunnus orientalis ,  *アカアマダイ ,  アマダイ類 ,  *クロマグロ ,  *ふ化率 ,  品質評価

分類 (1件)： 水産増養殖一般  (FH04010N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 卵質 ,  評価 ,  ふ化率 ,  推定