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J-GLOBAL ID:200902252601815150   整理番号:08A0336599

酸化物イオン電流を用いたアノード担持固体酸化物燃料電池の電気化学的再酸化の研究

Study on electrochemical re-oxidation of anode-supported solid oxide fuel cells using oxide ion current
著者 (3件):
資料名:
巻: 179  号: 7-8  ページ: 274-281  発行年: 2008年04月 
JST資料番号: B0096B  ISSN: 0167-2738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アノード担持平面固体酸化物燃料電池におけるアノードの再酸化の影響を検討した。アノード断面のミクロ構造観察のために走査電子顕微鏡(SEM)を使用した。X線回折を用いて電解質中の残留応力を測定した。800°Cでカソードに空気とアノードに純N2を供給して電池に電流を加えることによりイオン電流によるアノード再酸化を実施した。アノードの断面SEM像から,アノードの特定領域-電気化学反応に対する活性領域-におけるNi粒子のモルホロジーがスポンジ様構造に変形することを確認した。空気中のO2によりNi粒子が再酸化される際にスポンジ状ミクロ構造が生ずることを報告した。一方,活性領域外ではNi粒子のモルホロジー変化は観測されなかった。これは再酸化の結果として生ずるミクロ構造変化は空気中のO2によってではなく,酸化物イオン電流によって生ずることを示唆した。Ni粒子のより大きな程度のモルホロジー変化が電解質の極めて近くで観測され,それもまた再酸化がイオン電流により引き起こされることを示唆した。これらの結果はイオン電流により再酸化された電解質に及ぼすアノード構造の影響は気相の影響なしに成功裏に研究できることを示した。次に,再酸化により誘起されたアノード膨張が電解質におよぼす影響を電解質中の残留応力を測定することにより検討した。電解質中で再酸化前と同程度の大きな圧縮応力が観測された。カソード下の電解質中の残留応力はイオン電流通過後に緩和されることが見いだされた。他方,カソードの領域外の電解質中における残留応力緩和は測定されなかった。この結果はミクロ構造観察の結果と整合する。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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電気化学反応 

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