抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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全国でも高い高齢化率を有し,高齢の障害者人口も年々増加傾向にある高知県の人々の衣生活に着目し,誰もがおしゃれを楽しめるような心豊かな衣生活環境を整えようとするユニバーサル・ファッションの考え方が,高知の人々の暮らしにどのような意味をもち,またどのような生活改善の可能性をもつのかについて考察する。2002年から2007年までに行った,(1)高知の障害者・高齢者および健常者への衣生活意識についてのインタビュー調査と高知市中心部の衣料品店でのインタビュー調査,(2)調査結果をふまえた衣服の制作と評価,(3)ユニバーサル・ファッションをテーマとする公開講座とファッション・ショーの開催,という一連の実践的研究の結果から,衣服を装いおしゃれすることが,高齢であったり障害がある人の状態をより健常な状態に移行させ,人々の自立・共生・連帯をうながす力をもつものであることが明らかである。(著者抄録)