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J-GLOBAL ID：200902252934331673   整理番号：09A0924971

岩手・宮城内陸地震による胆沢ダム洪水吐き被害の調査・分析

Survey of Damage on Spillway Concrete Structures by The 2008 Iwate-Miyagi Inland Earthquake

著者 (4件)： 佐々木隆 ,  小山幸男 (国土交通省 東北地方整備局 胆沢ダム工事事務所) ,  佐藤彰 (国土交通省 東北地方整備局 胆沢ダム工事事務所) ,  宍戸善博
資料名： ダム工学  (Journal of Japan Society of Dam Engineers)
号： 74  ページ： 76-93  発行年： 2009年06月15日 
JST資料番号： L1393A  ISSN： 0917-3145  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2008年6月14日午前8時43分岩手県内陸南部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生した。建設中の胆沢ダムは震源地より約10kmに位置し,今回の地震によりフィルダム堤体,洪水吐き等に被災が発生した。洪水吐きにおいては,コンクリート構造物内のひび割れ被害,基礎部の変状,止水板の断裂等の被害が生じた。大型の洪水吐きに関しては,大規模地震による被災事例が国内外でもほとんど見られず,今回の事象は,ダム関連構造物の被害形態を知る上で非常に貴重なものである。本論文は,地震によるひび割れ被害の合理的な調査方法を論じ,貫通ひび割れを生じた構造物の修復方法を述べるとともに,動的解析によって貫通ひび割れ被害シミュレーションを実施した結果を報告するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *地震 ,  *ロックフィルダム ,  *災害調査 ,  余水吐き ,  コンクリート構造 ,  止水 ,  ダム基礎 ,  亀裂 ,  修理 ,  動的解析
準シソーラス用語： 岩手・宮城内陸地震 ,  胆沢ダム

分類 (1件)： ダム一般  (RC16010D)

引用文献 (5件)：

• 中村 晋: 2008 (平成20) 年岩手・宮城内陸地震被害調査速報, 土木学会誌, 93(8), 42-45, 2008
• コンクリート診断技術’09 [基礎編],(社) 日本コンクリート工学協会, pp. 110-111, 2009
• 佐々木 隆, 金縄健一, 山口嘉一: 大規模地震時における重力式コンクリートダムのクラック進展に関する数値解析的検討, 土木技術資料, Vol.45, No.6, pp. 60-67, 2003
• コンクリート標準示方書 [設計編], 土木学会, p. 57, 2007
• 平成20年 (2008年) 岩手・宮城内陸地震被害調査報告, 土木研究所資料, 第4120号, 2008

タイトルに関連する用語 (6件)： 岩手・宮城内陸地震 ,  胆沢ダム ,  洪水吐き ,  被害 ,  調査 ,  分析