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J-GLOBAL ID：200902253001768147   整理番号：09A1213532

乳牛における排卵同期化処置時の安息香酸エストラジオール(EB)投与が発情徴候発現に及ぼす影響

著者 (5件)： 安喰元気 (帯広畜産大) ,  安喰元気 (留萌地区NOSAI 雄信内・問寒別家畜診療所) ,  松井基純 (帯広畜産大) ,  羽田真悟 (帯広畜産大) ,  三宅陽一 (帯広畜産大)
資料名： 北海道獣医師会雑誌  (Journal of the Hokkaido Veterinary Medical Association)
巻： 53  号： 11  ページ： 631-634  発行年： 2009年11月10日 
JST資料番号： Y0188A  ISSN： 0018-3385  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホルスタイン未経産乳牛を用いて,PGF_2α投与後48時間にGnRH投与と同時にEBを投与した場合とGnRHのみを投与した場合と比較した。GnRH単独投与では発情行動を認めなかったが,GnRHとEB併用投与では明らかな発情行動を認め,自然発情と同様の継続時間であった。この間のエストラジオールの血中濃度はGnRH単独投与は上昇しなかったが,GnRHとEB併用投与では顕著に上昇した。GnRH単独投与およびGnRHとEB併用投与において投与2日以内に排卵を認め,黄体形成にも両区間に差はなかったが,プロゲステロンの血中濃度はGnRHとEB併用投与でGnRH単独投与に比べ有意に高かった。

シソーラス用語： ホルスタイン ,  *乳牛 ,  *繁殖管理 ,  性腺刺激ホルモン放出ホルモン ,  発情 ,  継続時間 ,  血中濃度 ,  *エストロゲン ,  併用効果 ,  排卵 ,  ジエン ,  不飽和アルコール ,  不飽和カルボン酸 ,  脂環式アルコール ,  ポリオール ,  ステロイド ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ジオール ,  第二アルコール ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  性周期 ,  プロスタグランジン ,  ステロイドホルモン ,  黄体ホルモン
準シソーラス用語： *排卵同期化 ,  GnRH ,  黄体形成

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C)

物質索引 (4件)： PGF_2α ,  安息香酸エストラジオール ,  エストラジオール ,  プロゲステロン

引用文献 (9件)：

• 中尾敏彦: 最新「乳牛の繁殖管理指針」、酪農総合研究所 (2000)
• Pursley JR, Mee MO, Wiltbank MC: Synchronization of ovulation in dairy cows using PGF_2α and GnRH, Theriogenology, 915-923(1995)
• Dalton JC, Manzo R, Ahmadzadeh A, Shafii B, Price WJ, De Jarnette JM: Conception rates following detection of estrus and timed AI in dairy cows synchronized using GnRH and PGF2a, J Dairy Sci, 4313-4316(2005)
• 千葉 敦、及川 恒: 無発情の繁殖和牛におけるPGF_2αとLH-RH類縁物質併用投与後定時授精による受胎成績、日獣会誌、43、13-17(1990)
• 三宅陽一:「現場獣医師の繁殖指針」新連載にあたって、臨床獣医、24、35-38(2006)

タイトルに関連する用語 (9件)： 乳牛 ,  排卵同期化 ,  処置 ,  安息香酸エストラジオール ,  EB ,  投与 ,  発情 ,  徴候 ,  発現