文献

J-GLOBAL ID：200902253072768172   整理番号：09A0595243

冬期間人工授精における精液注入器用保温装置の有効性

著者 (9件)： 梶野裕史 (釧路地区農業共済組合) ,  前田昌紀 (釧路地区農業共済組合) ,  村井浩之 (釧路地区農業共済組合) ,  小倉裕司 (釧路地区農業共済組合) ,  保木勝 (釧路地区農業共済組合) ,  高橋文雄 (釧路地区農業共済組合) ,  若森隆弘 (釧路地区農業共済組合) ,  高橋俊彦 (釧路地区農業共済組合) ,  西川晃豊 (釧路地区農業共済組合)
資料名： 繁殖技術  (Technic for Animal Reproduction)
巻： 29  号： 1  ページ： 10-11  発行年： 2009年06月01日 
JST資料番号： Y0946A  ISSN： 0017-7520  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 冬季間人工授精時の精液注入器用保温装置の使用の有無による受胎成績を比較した。調査対象期間内および月別の受胎率は,使用群と未使用群とで有意差はみられなかった。経産牛では使用群が未使用群より受胎率が有意に高かったが,未経産牛では両群に差は見られなかった。保温装置使用の有無による受胎率に有意差がないのは,調査町営牧場では迅速に人工授精を行えるため,冬季の低温による温度感作の影響が少ないことが要因と考えられた。低温感作による精子運動性低下は未経産牛より経産牛の方が影響を受け易いと考えられる。このことから,経産牛では保温装置を積極的に使用することが冬季間授精に有効であることが示唆された。

シソーラス用語： *乳牛 ,  繁殖管理 ,  *人工受精 ,  *冬 ,  *インキュベータ ,  飼育管理機器 ,  *精液 ,  *受胎率 ,  産次 ,  生物学的比較 ,  低温 ,  寒冷ストレス ,  細胞運動 ,  精子 ,  生殖能力 ,  分娩
準シソーラス用語： 精子運動性 ,  未経産

分類 (3件)： 牛  (FD02020Y) ,  繁殖管理  (FD01030C) ,  飼育管理機械・施設  (FB03050G)

引用文献 (2件)：

• 精液注入器保温装置がウシ精子の運動性に及ぼす影響 (酪農学園大学) 大森 章吾・堂地 修・小山 久一繁殖技術VOL26、NO4、MARCH 2007
• ウシ精子運動性に及ぼす長靴内精液保温の影響 (酪農学園大学) 大森 章吾・堂地 修・小山 久一繁殖技術VOL26、NO1、JUNE 2006

タイトルに関連する用語 (5件)： 冬 ,  人工授精 ,  精液注入 ,  保温装置 ,  有効性