文献

J-GLOBAL ID：200902253145643691   整理番号：08A0832411

対向流における予混合正デカン噴霧火炎の構造と定在性に関する一考察

Study on Flame Structure and Stabilization of Premixed n-Decane Spray in Counterflow

著者 (4件)： 三上真人 (山口大 大学院理工学研究科) ,  水田好実 (山口大 大学院理工学研究科) ,  土田祐己 (山口大 大学院理工学研究科) ,  小嶋直哉 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本燃焼学会誌  (Journal of the Combustion Society of Japan)
巻： 50  号： 153  ページ： 242-247  発行年： 2008年08月15日 
JST資料番号： Z0837A  ISSN： 1347-1864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 対向流中の希薄及び化学量論的予混合噴霧の燃焼につき実験的研究を行った。低揮発性液体燃料としてN-デカンを用いた。火炎の構造と定在性につき,低揮発性燃料を用いた場合の液滴列の燃え広がり機構に基き討論した。青炎と黄炎の両方ともよどみ近傍に定在した。液滴と火炎群生成の間の火炎の広がりを予混合噴霧側で観察した。包絡線火炎もまた空気流側で観察した。青炎範囲は,各液滴の周囲の包絡線拡散火炎,初期段階の群拡散火炎,及び群火炎を通る液滴周囲の包絡線火炎より成っていた。火炎は,液滴速度と予混合噴霧の火炎広がり速度との間のバランスを介して,平均液滴径の特定の範囲内で安定化した。一次元液滴列の燃え広がり速度を用いて求めた火炎位置の平均液滴径の依存性は,実際の火炎の依存性と定性的な一致を示した。

シソーラス用語： *アルカン ,  *向流 ,  *予混合火炎 ,  予混合燃焼 ,  噴霧燃焼 ,  火炎 ,  *火炎構造 ,  *安定化 ,  噴霧 ,  液滴 ,  エンベロープ ,  揮発性 ,  *噴霧火炎 ,  *流体流
準シソーラス用語： 対向流 ,  低揮発性 ,  包絡線

分類 (1件)： 燃焼一般  (XE04010W)

物質索引 (1件)： n-デカン

引用文献 (13件)：

• LACAS, F. Proceedings of the Combustion Institute. 1992, 24, 1523-1539
• CHEN, G. Proceedings of the Combustion Institute. 1992, 24, 1531-1539
• LI, S. C. Combusion and Flame. 1993, 94, 161-177
• MIKAMI, M. Proceedings of the Combustion Institute. 2002, 29, 593-599
• CONTINILLO, G. Combustion and Flame. 1990, 81, 325-340

タイトルに関連する用語 (3件)： 対向流 ,  デカン ,  噴霧火炎